冬休み後 全校集会

 平成29年1月10日(火)8時10分より体育館で冬休み後の全校集会を行いました。私からの挨拶は下文の通りです。

 皆さん、おはようございます。また、新年あけましておめでとうございます。皆さんにとって本年が少しでも積み上がり実現する年であることを願っています。昨日も、タイの研修旅行から10名全員が元気で帰国しました。多くの事を学んだと事と思います。また、そのような経験談を皆に披露してほしいと思います。

 槻の木高校は12月31日まで講習や自習室で頑張り、1月は4日から講習が始まり、タイ研修旅行があり、冬休みも頑張ってくれました。私は学校に出てましたが、夜に時間があれば、高校サッカーや高校ラグビーを見ていました。サッカーは青森山田高校、ラグビーは東福岡高校が優勝しました。ラグビーの場合、絶対王者と言われていた東福岡高校が準々決勝から苦戦で最後の最後に逆転という試合が続きました。高校生ですので、最初の10分と終了前10分が大事です。どちらに転んでも分からない試合が高校生には多いと思います。もっと言えば、「結果は揺れている」と言ってもいいかもしれない。勝つ事と負ける事は揺れていて、それを掴もうとしても揺れているのでなかなか掴めないかもしれない。絶対王者でも結果がどうなるかは揺れていると思います。 また、歴史の世界でも結果は揺れていると言われている。私の若い時代は、歴史は絶対で、現在あるのは過去からの絶対にこのようになる理由があって、歴史は必然で成り立っていると教えられました。でも最近、歴史においても結果の揺れがあり、そうなった理由は後付けで必然でも絶対でもないという人がいます。アメリカ大統領選挙も再びすれば、クリントン氏が大統領に当選したかもしれません。

 この話は、主に3年生に言っています。3年生は、今回が最後の全校集会です。3年生は大変仲が良く、気持ちの良い学年であったと思います。進路実現についても、今週末もセンター試験があり、重大な局面に立っています。その3年生に、今日の話である「結果は揺れている。」と言いたいのです。絶対なものはない。入試も絶対でない。だから、絶対に油断しないでほしい。逆に、入試が絶対でないので、絶対に諦めないでほしい。諦めないという事は最後まで努力することです。幸運の神も最後まで努力する人に微笑みます。最後まで諦めず進路実現を果たしてほしいと思います。

 1,2年生に言いたい。先ほどのラグビーの東福岡高校の校訓は、「努力にまさる天才はなし。」と「意志あるところに道あり。」です。私も同じような事を言っています。目標をしっかり立て、具体的なプロセスを見出し、後は実行あるのみです。最終的に、自己実現してほしいと思います。皆さんにとって、夢の実現を果たす年であることを願って新年の挨拶とします。