文化祭(初日)

平成29年9月8日(金)、文化祭の初日を迎えました。前日の雨天で中庭の特設舞台が使用できるか心配でしたが、早朝よりクラブ員が水抜きをしてくれたお陰で無事に使用できるようになりました。文化祭のオープニングは、体育館で放送部の司会、生徒の演奏とダンスで始まりました。

その後、生徒会長から開会宣言があり、私の挨拶がありました。私の挨拶は下文の通りです。

 皆さん、おはようございます。素晴らしいオープニングでした。楽しい文化祭になる予感がします。また、ここまで企画・運営してくれた生徒会の皆さん、ありがとうございました。そして、協力してくれたクラブ員の皆さん、クラスの皆さん、有志の皆さん、さらに早朝より中庭の水抜きをしてくれたサッカー部・テニス部・野球部・その他のクラブの皆さん、ありがとうございます。

 私は、文化祭の時にいつも「表現者になりなさい。」と言っています。言葉を紡ぐ司会でもいい、演技でも演奏でもいい、何らかの表現者になってほしい。人は、原始の時代に言葉を使用し始めました。原始の言葉はどのようなものだったのでしょうか。ある言語学者が言葉の始まりは歌であったと言いました。私は、それが正しいかどうか分かりませんが、数学や哲学のような難しいものでなかったことは間違いないでしょう。きっと、人の気持ちを引きつけたくて、単調な音を紡ぎ、リズムにして歌として表現したのかもしれません。それで、その歌を聞いて、相手も笑ったかもしれません。そこで、お互いコミュニケーションがとれた、心が揺れた。私は、しおりで「共振する。」と書きました。そのお互い心を揺れ動く共振が文化を作ったと思います。

 また、いつも言っていますが、文化祭は大いに楽しむ、しかしそれ以上に周りを楽しませる。それが槻の木高校です。今年は特に盛り沢山な内容で、皆さんが自主的に活動できる企画もあります。時間も押すかもしれません。時間管理も頼みます。

 それでは、お互いの心が揺れる文化祭、最後に笑みのこぼれる文化祭を期待しています。

文化祭の初日は、生徒が生き生きとして頑張ってくれました。明日も、体育館で3年生の演劇、中庭の特設舞台などでダンス部、吹奏楽部、演劇部、弦楽部、軽音楽部が発表します。また、槻の木高校初めての取組みの後夜祭があります。明日も、生徒の充実した笑顔が見たいものです。