平成29年度 大阪府立茨木西高等学校
第3回 学校協議会(記録概要)
日時 平成30年2月20日(火)午後3時30分から午後5時
場所 大阪府立茨木西高等学校 校長室
協議会委員:
委嘱委員(敬称略)
会長
山口 武史
立命館大学 教職支援センター
副会長
谷 郁夫
ITコンサルタントふるもん
鷲塚 誠
茨木市立西陵中学校 校長
山田 咲生子
代々木ゼミナール大阪南校
田原 正也
地域代表
長澤 あずさ
保護者代表
校内出席者
校長、教頭、事務長、首席2名(兼3年学年主任) ※記録:首席
進路指導主事、1年学年主任、2年学年主任、3年学年主任
開会に先立ち、配付資料の確認
学校長挨拶
学校の近況について IBANISHI NEWS No.5 No.6より
オーストラリア Sacred Heart Collegeとの交流 9月25日〜10月4日 10日間のホームステイ受け入れ
オーストラリアからの生徒もホストファミリーもお互いによい経験ができた、との感想をいただいている。
41期生の台湾への修学旅行 11月15日〜18日 適切な時間の航空便が廃止されたこともあり、今回から行き先を台湾に変更した。
1年進路フィールドワーク 11月16日 クラスごとに、佛教大学・京都産業大学・大谷大学・龍谷大学・関西外国語大学・甲南大学を訪問し、進路についてしっかりと考える契機とした。
「台中市立西苑高級中学」訪日団との交流会 12月13日 台湾の高校生20名が来校。歓迎セレモニー、昼食交流、クラブ体験 と親睦を深め、有意義な交流ができた。自分達がホスト側となる交流を体験することで、来年度の台湾修学旅行に向けてより意識を高めることができた。
無線LANを整備 当面は教員のみの使用。今後の構想としては生徒のドリル学習も視野に入れている。
2月18日(日)オープンスクールを実施した。
協議
平成29年度「学校教育自己診断」集計結果 について
<生徒版について>
*設問
@学校に行くのが楽しい。
Aまじめな態度で授業を受けている。
B授業などで情報機器を活用している。
C他の先生が授業見学にくることがある。
D学校生活についての先生の指導は納得できる。
E茨木西高校は進路についての情報を知らせてくれる。
F将来の進路や生き方について考える機会がある。
Gいじめについて私たちが困っていることがあれば真剣に対応してくれる。
H悩みなどがあるときに相談したいと思う先生がいる。
I命の大切さや社会のルールについて学ぶ機会がある。
J「体育祭」は、楽しく行えるように工夫されている。
K「文化祭」は、楽しく行えるように工夫されている。
L「修学旅行」は、楽しく行えるよう工夫されている。
*教頭より 分析・説明
A、Gは今年度新に加えた設問である。
@は全体的に微増。
Aは、生徒の8〜9割が肯定的回答である。
Cは昨年度より肯定的意見が減っているが、現時点ではこの回答より、増えているはずである。
(バディシステムの報告数)
K以前は、文化祭の満足度が低かったが、今年度は工夫の成果が出ている。
*意見交換
Aについて 肯定的意見が、少し多いのではないか。
Ans.生徒たち自身は、まじめな態度で授業を受けているつもりかもしれない。
Gについて どのように分析しているのか。
Ans. まだなんとも言えない。今年度は、従来よりの調査(年2回)に加えて新たに「いじめに関するアンケート」を実施。丁寧に対応しているつもりだが、今のところ重篤なものはない。
Hについて 肯定的な回答が少ない。
Ans. 思春期の生徒なので、悩み相談は友人にという割合のほうが多いのではないか。
<保護者版について>
*設問
@子どもは学校に行くのを楽しみにしている。
A子どもは、授業がわかりやすいと言っている。
B茨木西高校の生徒指導の方針に共感できる。
C茨木西高校は、将来の進路実現に向けた適切な指導をしている。
D茨木西高校は、いじめについて子どもが困っていることがあれば真剣に対応してくれる。
E茨木西高校は、豊かな心や人権感覚を持ち、自分の生き方を考える生徒を育てようとしている。
F茨木西高校は、いろいろな手段で家庭への連絡や意思疎通をきめ細かく行っている。
G授業見学や懇談会、進路説明会などの活動に参加したことがある。
H体育祭や文化祭などの学校行事に参加したことがある。
*教頭より 分析・説明
Aについて、肯定的意見が、5割を越えつつある。
Fについて、肯定的な意見が多い。各学年メール、全学年を通じてのメールの2系統でさまざまな情報を保護者に伝えていることが、数字に表れていると考えられる。
GHについて、それぞれの行事と保護者の仕事の休みが合わない等で、参加できないこともあるようだ。
*意見交換
アンケート回収率が71%は良い
Aについて、保護者が答えるのは難しいのではないか。教える授業担当者によっても、わかりやすさというのは変わってくるのでむずかしい。
Ans.府教委からの指示で、必ず入れるべき設問である。ではどのような設問なら答えやすいのか。
家庭での会話で学校での学習の話をするか。なら答えやすい。
中学校の学校診断では「わからない」という選択肢があり、その割合が高くなる。
中学校では、設問数が60問くらいある。
Ans.回収率を上げるためにも、絶対に聞かねばならないものだけに絞っている。
生徒版のAの回答と、保護者版のAの回答が乖離していることに違和感を感じる。「まじめに授業を受けているのに、わからない」ということになってしまう。実際は、この数字どおりではないと思うが、数字上はそのようになっている。
塾ではどうか。
Ans.やはり乖離するのではないかと思う。予備校では、講師ごとにアンケートを行い、フィールドバックを行っている。
Aの他にも、+αの設問があってもよいのではないか。
<教職員版について>
*設問
@学校の教育活動について、教職員で日常的に話し合っている。
A教育活動全般にわたる評価を行い、次年度の計画に生かしている。
Bこの学校では、カウンセリングマインドを取り入れた生徒(生活)指導を行っている。
C生徒一人ひとりが興味・関心・適性に応じて進路選択ができるよう、きめ細かい指導を行っている。
Dいじめ(疑いを含む)が起こった際の体制が整っており、迅速に対応することができている。
E教育相談体制が整備されており、生徒は学級担任以外の教職員とも相談することができる。
F学校行事が生徒にとって魅力あるものとなるよう、工夫・改善を行っている。
G教育活動に必要な情報について、生徒・保護者や地域への周知に努めている。
H生徒の能動的な学習への参加を取り入れた教授・学習法を行っている。
*教頭より 分析・説明
回収率100%にはなりませんでした。
@について よくあてはまる が減っている。多忙化が原因かもしれない。
Hについて アクティブラーニング的なものを尋ねている。
Cについて 肯定的意見が減ったのは、教員自身の要求レベルが上がったのが原因かもしれない。
入試の種類のバリエーションが増加し、知識が追いつかないこともある。
*意見交換
数年の蓄積データを、外部委託等で分析してみるのもよいかもしれない。
茨木西高等学校「生徒心得」(生徒手帳から抜粋)
*教頭より 説明
頭髪指導について、地毛登録も行っているが、人権侵害については、気をつけて指導を行っている。
*意見交換
携帯電話の扱いはどのようになっているのか。
Ans.授業中は使用禁止が原則。考査中は、不正行為やアラーム音の心配があるので、持込禁止の方向で指導している。その際、鍵のない個人ロッカーに保管して平気な生徒が多く見受けられるので、次年度入学生からは鍵付きロッカーに変更する。
服装規定が、かなり細かく記述されているようですが。
Ans.セーターについての規定が多いのは、指定のものを作っていないからである。
指定のセーターがないということで、高額なブランド物を着用するようなことはないのか。
Ans.今の生徒は、ブランド志向はとくにないように思われる。むしろ、制服に無頓着な生徒も見受けられる。
生徒によっては、携帯電話の預かり指導に備えて、2機持っている生徒もあるのではないか。
Ans.2機持っていることもあるだろうが、預かり指導の場合は、そのとき触っていた携帯電話を預かることにしている。また、預かり規定徹底して指導している。
平成29年度「学校経営計画及び学校評価」達成状況(案)について
校長より 資料に従って説明
*意見交換
英検受験者数が増えている。
3年生の保護者としては、進路相談の機会が複数回あればよかったと感じた。
もう少し、具体的な説明があればよかった。
進学にかかる費用等の説明会はあるのか。
Ans.2年生の修学旅行説明会(現在は10月)の機会に、「進学マネープラン」ということで、講演をお願いしている。また、3年の4月に保護者向けの進学説明会を行っているが、今後、もっと早めの対応も考えなければならないかもしれない。
進学にかかる費用として、さまざまな奨学金や助成を考えていくとよいと思われる。
最近の新聞報道によると、大学等の授業料として借りた奨学金の返済が滞るという事例が多いようだ。
返済が滞り、返済自体を断念する確率は他のローンと比較しても高いようだ。
今年度の自己評価の中で、△がついている部活動の取り組みについて、何か対策はあるのか。
Ans.次年度、部活動の体験入部期間を長くし、本校ではアルバイトは禁止であるということをもっと強く、生徒に伝えていく方針である。
「確かな学力」について、取り組みの点では、評価は高いが、実際の学力はどうか。
Ans.成績を度数分布にしてみると、どうしても、「二こぶ」になる。これを改善していかなくてはならないと考えている。勉強したい、という気持ちをバックアップしていくことが大切だと考えている。
(例えば、代ゼミ英語講習の継続実施等)
平成30年度「学校経営計画及び学校評価(案)」について
校長より 資料に従って説明
「生徒と向き合う力」(1)B教職員の働き方改革 は新規の項目である。
*意見交換
教員を目指す学生が、教育実習に行って教員の働きかたをみてショックを受けたり、新任の教員が夜遅くまで仕事をしたりしている例もある。
本校では、多忙を同僚間の協力でなんとか乗り切っている。
その他
特になし
所連絡
配布資料
平成29年度「学校経営計画及び学校評価」(案)
平成30年度「学校経営計画及び学校評価」(案)
平成29年度「学校教育自己診断」集計結果(教職員版)
平成29年度「学校教育自己診断」集計結果(生徒版)
平成29年度「学校教育自己診断」集計結果(保護者版)
茨木西高等学校「生徒心得」(生徒手帳から抜粋)
IBANISHI NEWS(平成29年度 No.5 No.6 特別号No.1・2)
平成29年度 大阪府立茨木西高等学校
第2回 学校協議会(記録概要)
日時 平成29年10月11日(水)午後3時30分〜午後5時
場所 大阪府立茨木西高等学校 校長室
協議会委員:
委嘱委員(敬称略)
会長
山口 武史
立命館大学 教職支援センター
副会長
谷 郁夫
ITコンサルタントふるもん
鷲塚 誠
茨木市立西陵中学校 校長
山田 咲生子
代々木ゼミナール大阪南校
田原 正也
地域代表
長澤 あずさ
保護者代表
校内出席者
校長、教頭、事務長、首席2名(兼3年学年主任) ※記録:首席
進路指導主事、1年学年主任、2年学年主任、3年学年主任
内容
配付資料の確認
学校協議会開会
校長挨拶
近況報告
・オーストラリアからの留学生を10日間受け入れた。ホームステイ受け入れを依頼できるかという心配もあったが、無事終了した。
協議
平成29年度「学校経営計画」進捗状況について
平成30年度「使用教科用図書」の決定について
その他
「協議詳細」
平成29年度「学校教育計画」の進捗状況
進捗状況
“確かな学力”の育成
実力テストの結果から考察すると、上位層に伸びが見られる。中間層にやや課題を残す状態である。
英語進学講習参加者は1学期で80名(昨年度74名)
6月英検受験者数は72名。声かけをしていきたい。
第1回の授業アンケートは現在各教員が振り返り中。
バディシステムは9月時点で31回。
授業マイスター(前期)は指名済み
遮光カーテン整備済み
<意見交換>
実力テストのA1〜D3のランクとは何か。
⇒使用した実力テストの評価基準
実力テストの成績はグラフにすると、いわゆる「二瘤ラクダ」的になっているのか。
⇒その傾向にある。二番手層は実力が伸びており、特に英語は伸びている。
このまま伸びれば近大レベルに手が届くのではないかという生徒が70名程度いる。
明るい徴候と言えるが、一方で日々の学習についていくことが難しい生徒もいる。双方をどのように育てていくかが課題である。
D3層への手立てはあるのか。
⇒補習はしていないが、1年次は英語・数学で考査毎に入れ替えの到達度別授業を取り入れていく。
授業アンケートの振り返り面談とはどのように行われるのか。
⇒当該教員と校長で行っている。
英検の受験者数が昨年と比較して減ったのではないか。
⇒昨年度、急に増加したのでそのように見えるが、一昨年度と比較すると今年度はそれよりは増加している。
授業の中で、特に思考力・判断力をつける取り組みというのは全校的な取り組みか。
⇒現在は、教員の個別の取り組みである。
入試改革に向けての取り組みは何かしているのか。
⇒これから動いていく。
バディシステムで、他教科の授業を観ることはあるのか。
⇒むしろ、教科を超えて見学してほしいとお願いしている。
ICT教材の共有化は進んでいるのか。
⇒進んでいる。ベテラン教員が若手の教員に教えてもらうということもある。後期に向けて教員向けの無線LANの整備を考えている。
高い志を持ち“社会を切り拓く力”の育成
全方位進路マップは策定中
進学講習会の位置づけの案内及び各学年でのメール配信は継続中
生徒が自身に誇りを持って、将来社会人としての“自立する力”を育む
遅刻カウントの区切りを前期後期の二期制に改めた。また、「遅刻カウントを減らそう週間(当該期間内に遅刻しなければ、生活指導上の遅刻カウントを−1とする)」というプラス思考の取り組みを行った結果、一定の効果が見られた。
部活動の新入部員の定着率が低く、部員確保に苦慮中。アイデアをください。
新しく、教員向け研修でフィールドワークに取り組んだ。
交通安全教育については、1学期に保健の授業で実施。
通学安全指導は継続指導中
防災訓練は実施済み
<意見交換>
部員確保に苦慮しているというが、何か原因があるのか。
⇒アルバイトをする生徒が増えたのではないかと考えられる。(未検証)
仮入部の機会を増やしても、効果はない。入部しても、すぐにやめる。どうやら、退部してアルバイトをしている生徒の意見に影響されているようだ。
傾向として、生徒の気質が変わってきているのではないか。
中学校の部活動などからの燃え尽き症候群の生徒もいるのではないか。
中学校の部活動加入率は80%を超えている。高いと思う。
ラグビー部も部員が減り、現在1名という状態。なぜでしょう。
スポーツの良さをアピールしても効果はないようだ。
部活動にも参加せず、かといって、アルバイトもせず、という生徒が増えるのも心配。
島根県へ赴任した卒業生(立命館大)の話では、卓球が人気だそうで、ブームもあるのではないかと思われる。
サッカー部でも苦戦。一度入部してもやめてしまう。
最近は、アルバイト先も人手が足りないので、アルバイト生を厚遇する傾向にあるので、厳しい部活動をするより楽しいと感じるのではないか。
景気回復も影響しているかもしれない。
SNS等の情報で、厚遇されるアルバイト先に生徒・学生が集まるらしい。
クラブ紹介なども実施しているのか。
⇒今まで以上にやっている。
一過性のものでしょうか。
⇒来年度も続くようであれば心配である。
アルバイト等の調査は実施しているのか。
⇒総合的に生活指導で行っている。
部活総会やリーダー会議などは実施しているのか。
⇒そこまではできていない。
教員向けの研修とはどのようなものか。
⇒フィールドワークとして桃谷のコリアンタウンへ行き、ヘイトスピーチ等について学んだ。7月21日に40人程度で実施した。
学校・家庭・地域・世界と“つながる力”の育成
体育祭アンケート、3年生は 良かった・概ね良かった で100%
オーストラリアからの留学生受け入れ無事終了
西中学校・西陵中学校への出前授業は10月11月に実施予定
<意見交換>
体育祭アンケートの3年生の満足度100%はすごい
⇒雨での順延はあったが、当日は好天に恵まれたことも影響していると思われる。
オーストラリアからの留学生受け入れはどのように行われたのか。
⇒留学生は、理科の実験、芸術、家庭科、体育などについてはホスト生徒と一緒に授業に参加。
メンバーは、現地で日本語を学んでいる生徒たちだったので、比較的コミュニケーションをとりやすかった。
今回の受け入れの経験から、次年度、オーストラリアの語学研修に参加したいという生徒が殺到するのでは、とうれしい心配をしている。
実際にホストファミリーをしてみてどうでしたか。
⇒いい経験をさせてもらった。以前にも受け入れた経験があったので、その時の経験も生かすことができた。
留学生は、授業以外でも、友人達と一緒に行動し、楽しそうだった。
留学生が夜早く寝る(9:30頃)ので、生活リズムの違いを感じた。
⇒校舎内でも楽しそうだった。
受け入れが終わった後、何かそれまでと変わったことなどありましたか。やったことに対する効果・成果を問われる時代なので興味深い。
保護者への情報伝達に対する肯定回答率が高いですね。
⇒メールや定期的な保護者宛の郵便物などによるものであり、自慢です。
部活動をしている生徒の学習成績等はどうですか。
⇒部活動をしている生徒のほうが好成績という傾向がある。
教育雑誌等の調査によると、毎日1時間30分程度の部活動は学習にも効果的だというデータもある。
現役生は部活動をしている生徒のほうが学習成績が伸びる。また、既卒生でも部活動をしていた生徒のほうが学習成績が伸びる。
同窓会の様子はどうですか。
⇒外部業者による名簿管理など、正常化しました。今後は通信費の面から、Webを利用する方法を考えている。
メール会員のような形で運営しているところもある。
やっと同窓会のHPができました。
全般的に順調ですね。
教職員が生徒と“向き合う力”の強化
QCサークルは現在1回実施
平成30年度「使用教科用図書」の決定について
教頭より資料説明。
協議会委員で教科用図書閲覧。
その他
事務長より
PTAソフトバレーボール大会も無事終わりました。
首席より
留学生に国語表現の授業で英語で日本に来た印象を作文に書いてもらったところ、「日本のお母さんも、オーストラリアのお母さんと同じことをしていました。」という感想でした。
保護者代表より
オーストラリアからの留学生は、家でも友だちが遊びに来るなど楽しそうだった。
指導教諭より
書道の授業に参加した留学生は、ほとんど日本語の指示がわかったようだ。生徒達も緊張感があり、きちんと授業を受けていた。
進路指導主事より
いよいよ本格的に受験シーズンが始まりました。放課後も進路指導室へ来る3年生が増えました。ここから2、3ヶ月が勝負です。
また、新センター試験に向けての準備をどのようにしていくべきか、情報を蒐集しているところです。
1年学年主任より
入学して半年がたち、おとなしい1年生という印象です。こちらから手を差し伸べなければならない生徒や無気力な生徒もあるのでは、と心配です。これから、学年で一体感が持てるものを探ろうと考えています。
3年学年主任より
先日までの留学生受け入れでは、これまでの香港の高校生との交流や修学旅行でのグアムの高校生との交流が生かされ、とても充実したものになったと感じました。また、これから、生徒たちはそれぞれの進路目標に向けて進んで行きます。メンタル面も含めてしっかり生徒たちをサポートしていきたいと考えています。
諸連絡:
次回日程 学校協議会第3回 平成30年2月20日(火) 15:30〜17:00
平成29年度 大阪府立茨木西高等学校
第1回 学校協議会(記録概要)
日時 平成29年6月1日(水) 15:30〜17:00
場所 大阪府立茨木西高等学校 校長室
協議会委員:
委嘱委員(敬称略)
会長
山口 武史
立命館大学 教職支援センター
副会長
谷 郁夫
地域代表
鷲塚 誠
茨木市立西陵中学校 校長
山田 咲生子
代々木ゼミナール大阪南校
田原 正也
地域代表
長澤 あずさ
保護者代表
校内出席者
校長、教頭、事務長、首席2名(兼、教務部長/2年学年主任)
進路指導主事、1年学年主任[欠]、2年学年主任、3年学年主任
内容
◇ 協議会前に6時間目の授業(1年書道、1年化学基礎、3年日本史α)を見学
学校長挨拶
協議会委員並びに事務局員の自己紹介
協議
授業見学を終えて
平成29年度学校経営計画について
その他
次回日程等諸連絡
3.協議
授業見学を終えて
教室が暑かった。⇒ できればもっと設定温度を下げたいが、基本設定が決まっている。
生徒が気軽に質問している姿に好感を持てた。
教室の雰囲気が整然としていた。机の配置もそろっていた。
すべての授業で使用していたプロジェクターとスクリーンは大変便利に感じた。
化学はICTの活用、プリントの工夫、映像の活用と、分かりやすい授業だった。書道は、和んだ雰囲気で親しみやすい授業だった。日本史は、プールの後の授業だったが、生徒は静かに熱心に聞いていた。教員の話し方が丁寧で、よい印象だった。
授業マイスターの授業では、毎回前回の授業の振り返りをペアワークでさせていて、知識の定着を図っている。
高校におけるアクティブ・ラーニングはどのようになっているか。
⇒ 様々な場面で、80字から120字で文章にまとめて行くことを勧めている。
⇒ 生徒を能動的に動かす時間を積極的にとるように若手を中心に推進している。それに刺激を受けてベテランも頑張っている。
中学校ではALはどうなっていますか。
⇒ 茨木市ではプロジェクターが全教室に配備されている。小学校も8年前から大きく変わっておりICT化が急速に進んでいる。
校内のセキュリティはどうなっているか。
⇒ 高校では、成績処理等のパソコンはセキュリティが厳しく、USB等は使えないが、学校情報ネットワークはUSBの使用が可能である。
教員の教え方で差が出ることはあるか。
⇒ 平均点に差が出ることはあるが、平常点等で調整している。教員のスキルアップも当然図っている。
校外の公開授業の案内などはあるか。
⇒ 校外に出ることは時間的ロスが大きく強く推奨はしていない。代わりにバディシステム等を活用し校内研修を充実させることで対応している。
平成29年度学校経営計画について
校長より学校教育計画の要点を整理した資料による説明あり。
自転車のマナーについて、教員が上から指導するだけでなく、生徒の中からマナーを守ろうとする動きが出てきてもよいと思うが、以前に比べてマナーは本当に良くなっている。
今回、交通安全指導が下校時対象になっているが。
⇒ 登校時のマナーがずいぶん良くなったので、今回は下校指導に重点を置いた。
ボランティア活動はどうなっているか。
⇒ クリーン大作戦、地域のお餅つき、敬老会への出し物、食育ヤングリーダーの活動等、各種行事で活動している。
話をきちんときかせることについては、昨年よりもできている。
ベル着、机上整理が定着していることはすばらしい。
入学時の大学進学希望が7割ということだが、卒業時の進路の割合は。
⇒ 大学50%、短大10%弱、専門学校25%、浪人等10%弱、就職は少数。
保護者を巻き込んだ指導とは。
⇒ 校長:保護者への個別郵送、メール等で保護者にこまめに情報を発信している。
保護者の観点で進路についてはどう感じているか。
⇒ 本人の進路に関する準備のスタートが遅い。もう少し早めに進路へ意識が向いてくれればと思う。早い段階で3年の進路講演会でいただいた進路チャートのようなものがほしい。
⇒ 1年次から計画的に進路HRを実施している。本来ならばそこで使用している膨大な資料を保護者とも共有したいのだが、散逸等のおそれもあり、保護者に返し切れていない。
⇒ 2年次、修学旅行説明会に併せて、進路講演会を行っている。内容は、進学に関するマネープランで、具体的には奨学金関係の手続き等の詳細となっている。毎年、たいへん好評をいただいている。
大学キャンパス巡り等の企画はあるか。
⇒ フィールドワークの実施で代替している。個別のオープンスクール等の参加は、進路先がきわめて多様であるため、生徒の自主性に任せている。
「疲労感の払拭」についてだが、まさにこれは必要だと感じる。学校現場は、「スクラップ&ビルド」ではなく、「ビルド&ビルド」で余裕がなくなっているのが現状。大学の優秀な卒業生が中学校の教員となったが、野球部の顧問になり、教材研究も満足にできない状況に陥っている例も聞くが、高校はどうか。
⇒ クラブの過重労働は深刻。
近頃は景気も回復し、就職状況も良くなっているので、教員離れも起こっているようだ。一定の業務の改善が必要である。
学校は、業務を計る尺度がないのが問題か。企業であれば残業代もきちんと支払われるので、前提としてコスト意識があるが……。
その他
学校側の参加者より一言ずつコメントあり。
4.連絡
次回日程 平成29年10月11日(水)午後3:30〜5:00
次々回日程 平成30年2月14日(水)(仮)次回正式決定
電子メール
ibarakinishi-hs@sbox.pref.osaka.lg.jp
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