1月下旬の植物

冬至を過ぎると、日は徐々に長くなる。暦の上の大寒を、植物は冷たく明るい光の中で迎える。ホトケノザ・カラスノエンドウはドーム状の群落をつくって風を避けて いるように見える、タネツケバナ・タガラシのようにロゼットをつくる植物も多い。ウメとスイセンはこんな寒風のなかで開花する、かれらの姿は寒風の中で凛々しく美しい。樹木の枝は、地上から高いところにあって、 緑の葉を年中つけている樹木(常緑樹)であるアラカシ・クスノキ・サンゴジュは春に展開する新芽を頑丈な鱗片で覆っている。イチョウ・エノキ・クヌギ・ソメイヨシノ・トチノキは 葉をすっかり落としているが、春に展開する新芽を葉を落とした枝に準備している。冬に葉を落とす樹木(落葉樹)も休むことなく生き続けている。樹木の果実はこの時期に、 鳥たちの大切な食料である。カキの実をスズメがついばみ、乾燥して果皮が破れやすくなったセンダンの実をヒヨドリがつついていた。茨木市で撮影。

アラカシ.jpg
アラカシ
ブナ科
イチョウ.jpg
イチョウ
裸子植物
ウメ.jpg
ウメ
バラ科
エノキ.jpg
エノキ
ニレ科

オリーブ.jpg
オリーブ
モクセイ科
カキ.jpg
カキ
カキノキ科
カラスノエンドウ.jpg
カラスノエンドウ
マメ科
キツネノボタン.jpg
キツネノボタン
キンポウゲ科

クスノキ.jpg
クスノキ
クスノキ科
クヌギ.jpg
クヌギ
ブナ科
サンゴジュ.jpg
サンゴジュ
スイカズラ科
ジュズダマ.jpg
ジュズダマ
イネ科

スイセン.jpg
スイセン
ヒガンバナ科
スズカケノキ.jpg
スズカケノキ
スズカケノキ科
センダン.jpg
センダン
センダン科
ソメイヨシノ.jpg
ソメイヨシノ
バラ科

タガラシ.jpg
タガラシ
キンポウゲ科
タネツケバナ.jpg
タネツケバナ
アブラナ科
トチノキ.jpg
トチノキ
トチノキ科
ナツメヤシ.jpg
ナツメヤシ
ヤシ科

ヒマラヤシーダ.jpg
ヒマラヤシーダ
裸子植物
ホトケノザ.jpg
ホトケノザ
シソ科
ヤマモモ.jpg
ヤマモモ
ヤマモモ科
ロウバイ.jpg
ロウバイ
ロウバイ科