10月下旬の植物
ボタンウキクサは別名ウォーターレタスと呼ばれ、近年淀川でも繁殖が著しい外来生物である。
観賞用に輸入した外来種が日本の自然環境で繁殖し、かつて腐って悪臭を放つほど繁殖したホテイアオイを押しやっている。
イタドリを除くタデ科の植物は全てワンドの周辺で撮影した。ヤクシソウ・オトコエシ・ヒヨドリバナは高槻の山あいでしか観察できない。
淀川河川敷では10月上旬に刈り込みが入る。背丈が低くなった草の上には雨上がりにイシクラゲが水を吸ってゼリーのように広がる。
日照りが続くと乾燥したワカメのようになるが、雨が降るとまた水を吸って広がる。これをスライドガラスにのせて、カバーガラスをかけて薄く広がるまで押しつぶすと、
簡単に原核細胞が観察できる。サイズは植物細胞の葉緑体とほぼ同じである。高槻市の山あいと摂津市の淀川ワンドで撮影。