大阪城内濠のプランクトン調査報告 6月19日(日)

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内濠の様子(東) 内濠の様子(西) 調査の様子 ツノモ
内濠の様子(東) 内濠の様子(西) 調査の様子 ツノモ

採集会 測定値・カウント数

 気温 27.0℃  透明度 132    水深  573   天気 くもり 一時雨
 (内濠表層水の水質)    DO 0.91mg/l     EC 200 μS/cm
 水温 22.9℃  pH 9.2  PO4 0.5ppm  NH4 0.2ppm COD 18ppm  NO2 0.02ppm↓
 (水深50cmの水質)  DO 2.33mg/l     EC 410 μS/cm
 水温 22.9℃  pH 9.3  PO4 0.5ppm  NH4 0.2ppm COD 7ppm  NO2 0.02ppm↓
 総数(10リットル中)154,114(前回 9,690)個体   参加者1年0名,2年2名,3年0名,TA0名,顧問1名

ツノモ(渦鞭毛藻) 149464 ベリディニウム    −
マロモナス    − ユーグレナ    −
ビワクンショウモ    9 コスマリウム(ツヅミモ)    −
スタウラストルム(ツヅミモ)   82     
ボルボックス  177 フタヅノクンショウモ    5
サメハダクンショウモ    9 ヒトヅノクンショウモ    −
クルキゲニア    − コダテラ(クロロコックム)    −
テトラスポラ   23 スフェロキスチス  113
アオミドロ    − ユードリナ 2666
パンドリナ    − プレオドリナ   45
クラミドモナス    − コエラストルム    −
ゴニウム    − セネデスムス(イカダモ)   45
サヤミドロ属    − ミカヅキモsp    −
クロステリウム    − アクチナストルム    −
グロエオキスティス    − クリプトモナス    −
コスモクラディウム    − パウルシュルジア    −
クサンチディウム    − オーキスチス    −
アンキストロデスムス    − コウガイチリモ    −
シオグサ    − ヒザオリ    −
アウラコセイラ  131 タルケイソウ    9
オビケイソウ    − シネドラ(ハリケイソウ)    −
ササノハケイソウ    − クチビルケイソウ    −
ホシガタケイソウ  177 マユケイソウ    −
ハネケイソウ    − イタケイソウ    −
フナガタケイソウ    − ヒメマルケイソウ    −
コバンケイソウ    −
ミクロキスティス  784 ネンジュモsp    −
アファニゾメノン    − アファノカプサ    −
アファノテーケ    −
アナベナsp    − ユレモ    −
クロオコックス(藍藻)    − クロレラ 確認せず
 
ゾウミジンコ  186 ネコゼミジンコ   14
ミジンコ    − ノープリウス幼生   63
コペポディド幼生    5 ケンミジンコ    5
ヒゲナガケンミジンコ    5 ミジンコsp'    −
オナガミジンコ    − カブトミジンコ    −
タマミジンコ    − ノロ    −
シカクミジンコ    −
シダ    − トガリネコゼミジンコ    −
スカシタマミジンコ    − ヒラタミジンコ    −
マルミジンコ    5 ハリナガミジンコ    −
ゾウミジンコモドキ    − コドネラ    −
ハネウデワムシ   18 ツボワムシ    5
フクロワムシ    − カメノコウワムシ   14
ミツウデワムシ    − ヨツウデワムシ    −
ヒラタワムシ    − アクチノスフェリウム    −
コシブトカメノコウワムシ    − コシボソカメノコウワムシ    −
トゲナガワムシ    − テマリワムシ   50
ネズミワムシ    5 ツメナガネズミワムシ    −
フタオワムシ    − スジワムシ    −
ハオリワムシ    − ハナビワムシ    −
ハルテリアsp    − カルケシウム    −
ゾウリムシsp    − タイヨウチュウsp    −
 
あとがき 今回は,前回の9,690個体から144,424個体増加(15.9倍)しました。
 動物プランクトンではゾウミジンコやネコゼミジンコなどのミジンコ類の個体数が減少している一方で、ハネウデワムシなどのワムシ類が増加していました。
植物プランクトンではツノモの個体数が大幅に増加しました(前回の約26.1倍)。またボルボックスが今年に入って初めて見られました。
昨日の雨の影響かもしれませんが、内濠の水が前回よりもにごっているように感じました。
今回から水深、透明度と水深50cmの水質の調査を再開しました。

 やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブックを参考にさせていただいています。
 この調査は,文部科学省スーパーサイエンスハイスクール2011年度研究助成を得て行っています。