佐野工科は総合募集で入学し、1年生では、機械・電気・産業創造系の3つの系の内容を全般的に学習します。
2年生以降の系専科を選ぶために3つの系すべてを学習する授業の一つとして、「工業技術基礎」があります。 1つの系に4分野の内容があり、基礎的な計12分野を学びます。
●工業技術基礎(1年次)機械系の内容
○旋盤(鋼を削ります。またノギスなどの測定機器の使い方も学習します。)
○溶接(アセチレンガス・酸素を使用したガス溶接や電気を使用してのアーク溶接を行います。)
○エンジン (ガソリンエンジンの基礎を学習します。)
○手仕上げ (やすり仕上げの練習を行い、文鎮などを作ります。)
2年生以降、「機械技術専科」と「機械設計専科」に分かれて学習します。
●機械技術専科
機械加工や機械制御についての基礎的な技術や技能を習得し、社会に貢献できる能力の育成を図ります。
・製図・CAD及び、各種加工技術の基本から応用までを学びます。
・NC工作機械等のプログラミングや操作技術を習得するとともに、
制御技術についても学習します。
・塑性加工・鋳造技術等についても学習します。
・各種の加工技術を用いて作品の加工・組み立て・完成を目指す。
●機械設計専科
機械設計に関する知識・技術・技能を習得し、機械技術者として社会に貢献できる能力の育成を図ります。
・機械に関する設計・製作を通して機械の基礎から応用までを学びます。
・CAD及び各種加工技術の基本から応用までを学びます。
・スターリングエンジン等の熱機関の設計や製作を通して、環境や省エネルギーについて
学習します。