走 湯 神 社(稲 荷 宮)



  茨木バスの停留所でいえば「湯谷口」と

「中野東」の間、バス道から少し上がったと

ころに、集落を見おろすように走湯神社(稲

荷宮)が立っていました。

 鳥居の正面へ回りこむ道は、ほとんど使わ

れていないようです。また、藤森神社のよう

な碑が見あたらないので、ここが走湯神社だ

という実感が…。何度も地図を見直しました。

「字稲荷ノ森」。

 平安時代の「走落神社」はどこにあったで

しょうか。江戸時代の地誌などでは走湯神社

をこれにあてるものが多かったようです。し

かし、場所が旧嶋下郡からかなり離れている

のが難点です。

 祭神は、大永三(1523)年に「走落神

社」から移された少彦名命(すくなひこなの

みこと)で、明治四十(1907)年の合併

で、現在は「走落神社」に合祀されています。
→   走落(小玉)神社

     藤森神社(藤の宮)