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6月29日 人と未来防災センター 

 私たちは神戸にある、人と未来防災センターに行ってきました。まず1.17シアターで阪神淡路大震災が起きた当時の再現映像を見ました。そこでは、地震の恐ろしさをリアルな映像と大音量の音響で感じました。シアターの隣には、震災直後の街並みがジオラマで再現されていましたが、私たちが知っている神戸の街とは全く違い、ただ倒壊した建物だけしかなく衝撃を受けました。
 そのあとは当時の資料などを見ました。倒壊した建物の写真、地震の揺れの影響で形が変形した鉄骨。地震のすさまじさを語る資料が、数多く保管されていました。その中でも私が印象に残っているのは、人々が助け合っている写真や手紙などの資料です。自分や家族も被災して大変なのにも関わらず、そばで困っている人を先に助けたり、被災した家族を心配に思い送った手紙など、人々の心の温かさや絆の深さを感じることが出来ました。誰かが困っていたら助け合う、そんな思いやりの気持ちに感動しました。
  東日本大震災の被災地訪問では、人と人との繋がり・絆を感じたいなと思っています。
自分の国で起こった震災を他人ごとではなく、自分にも起こった震災として考え、お互いの気持ちを共有し、一緒に前に進んでいきたいと思っています。また学校の代表として行かせていただくという気持ちもしっかり持って行ってきます。 (1-8 吉川)
       
   
人と防災未来センター到着   資料を前に当時の説明を受けました  
       
   
免震構造について学びました   被災時の状況が残されています(神戸港メモリアルパーク)  
       



7月12日 朝日新聞社大阪本社訪問 

 被災地訪問プロジェクトの事前研修として朝日新聞社を訪れ、社会部のデスクの山崎さんという方に取材をしてきました。 1995年に起こった、阪神・淡路大震災の時も、昨年の東日本大震災の時も、記者または記者をまとめる各部のデスクとして、 震災に関わってきた方です。 その方に、被災地で実際に起こったこと、そして今起こっていること、取材するにあたって大切なこと、新聞社の仕事などを聞いてきました。

<阪神・淡路大震災と東日本大震災>
 まず、この2つの震災の違いについて伺いました。 震災が起こった地域・規模などによって、被災された・亡くなられた人の数、その原因、全壊家屋の数などが違っていました。 その他の特徴としては、東日本大震災では行方不明者が格段に多いということ、交通の便などにより、阪神・淡路大震災に比べると 被災地に訪れる人の数がとても少なかったことが挙げられました。 また、避難所や仮設住宅での暮らしなど、東北地方の方は阪神・淡路大震災から学んだことが多いようです。 自治会を作って見回りをするなど、高齢者の孤独死などを未然に防ぐための活動もされています。

<現地の声を届けたい>
 朝日新聞では今、現地に派遣された記者が書いた、その地での日記を毎週届けています。 それと、実際に被災された方を取材し、現地の声を届ける記事も書かれています。 自分が震災で実際に体験したこと、震災を通して感じていること… 元気だよ、というメッセージに、読者も元気をもらえる。 そんな東北の人のメッセージを伝え続け、1000人の声を繋いでいきたいとおっしゃっていました。

 最後に、朝日新聞社の編集局を見学させていただきました。 細かくたくさんの部に分かれており、局内はいろんな役割の人が忙しく仕事をしていました。 山崎さんからは、実際に行ってみないと分からない現地の様子を、しっかり取材し、みんなに伝えてください、という言葉をいただきました。 テレビを見ているだけでは伝わらない「事実」を取材して来られるよう、頑張ります! (1-8 脇)

       
   
社会部のデスクの方から説明   取材もしました  
       
   
編集しているところを見学   他の編集者の方ともお話できました