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令和5年度 校長あいさつ

校長 稲葉 剛 

校長の写真 ようこそ本校のホームページへお越しくださいました。 校長の稲葉 剛と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。 令和4年度は府立学校における教育活動の制限が緩和され、3年ぶりに畷高祭や体育祭、修学旅行などの行事を年間計画通りに実施できました。全学年の生徒がコロナ禍以前の畷高の行事を経験したことがないという前例のない状況のなか、生徒たちは様々なアイデアを出し合って工夫し、素晴らしい畷高祭や体育祭を創り上げてくれました。そこには、「今までできなかった分まで仲間と一緒に頑張る」、「先輩たちが築いてきた伝統を継承し、新たな伝統を創る」という生徒たちの熱い思いがこもっていたように感じます。生徒と教職員が一緒になって頑張り、ともに高め合うという畷高の伝統を強く感じることができた1年でした。 さて、本校は1903(明治36)年に旧制四條畷中学校としてスタートし、今年で創立120周年を迎えました。創立以来の教育方針として『質実典雅』『文武両道』を掲げ、『自主・自律・自由』の精神を育んできました。卒業生は3万人を優に超え、あらゆる分野で、そして世界中のいたるところで各界のリーダーとして活躍しています。現在は、大阪府のグローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)として13年目を迎え、文部科学省からはスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)Ⅲ期の指定を受け、様々な教育活動を展開しています。たとえば、海外とは、台湾・オーストラリア・ドイツ・ベトナム・タイの5つの国と交流を行っています。海外研修では、将来の科学や医学の分野におけるグローバルな活躍を視野にいれ、ドイツではエネルギー問題への先進的な取組みを中心に学びを深め、ベトナムでは医療ボランティアとして従事するなど、単なる語学研修ではない主体的・協働的な学びのある研修を行っています。 このような先進的な教育をデザインする一方、本校では創立以来の『質実典雅』、『文武両道』の伝統が連綿と受け継がれており、95%以上の生徒は部活動で活躍しています。生徒は部活動においても高い目標を掲げ真剣に取り組んでおり、近畿大会上位入賞を果たすなど成果を上げています。もちろん畷高祭などの行事も盛んです。  本校では、このように「文武両道」に打ち込むことで、主体的・協働的に取り組む力や、「質実典雅」な人間力、人の痛みや苦しみに共感できる「豊かな心」、そして「確かな学力」を育み、希望する進路の実現を果たしています。今春は、京都大学・大阪大学・神戸大学・大阪公立大学に合わせて123名、国公立大学に199名が合格するなど、生徒達は求めるものが学べる進路を選び、実現させていっています。 今後も、「守る伝統から創る伝統へ」というキャッチフレーズのもと、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成をめざして、家庭及び地域とも連携しながら、教職員一同一丸となって様々な教育活動に取り組んでまいります。引き続き本校への温かいご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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