3か月に及ぶ臨時休校を経て、6月に学校が再開されましたが、あっという間に2か月が経過し、1学期終わりの日を迎えました。
新型コロナウイルスは未だ収束することなく、大都市圏を中心に感染者が増加しています。府立学校の現場においても、児童生徒、教職員の感染が確認され、再び臨時休校となる学校も出ています。この間、児童生徒の皆さんには手洗い、消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンス等、新しい生活様式での学習活動、日常生活を実践してもらっていますが、この形は当面の間継続され、私たちの生活様式に定着しそうです。
コロナウイルスと共存していく社会を展望するならば、スローガン的によく言われる「コロナウイルスに負けない」とは「一人も感染者を出さない」ということではなく、「誰かが感染してもそのことで除け者扱いしたり差別したりしない」ということではないでしょうか。
コロナ禍と並行して、日本各地で大雨が降り、甚大な被害が出ている地域もあります。これからの季節は台風への備えも必要です。いつどこで誰にどんなことが起きるのか、全く予測のつかない時代に私たちは生きています。
明日から約2週間、短い夏休みではありますが、どうか、今、自分には「何ができるだろう」、「何がやりたいのだろう」ということを真剣に考えてください。得意なことや好きなことを深める、できないことに挑戦する、なんでも構いません。今できることに精一杯チャレンジし、悔いのない生涯思い出に残る夏休みにしてほしいと思います。余暇を充実させることは、将来、就労を通じた社会参加だけでなく、趣味や好きな活動を通した社会参加にもつながります。
それでは8月17日、元気な顔でまたお会いしましょう!!