12月19日放課後に、本校の学校歯科医の先生を講師として、保健委員及び希望者を対象に歯科講演会を行いました。テーマは「虫歯予防のための歯磨きのタイミングを考える」です。

虫歯菌が糖分を分解して酸を生成することで、口中が酸性になり、歯のカルシウムを溶かしてしまうことで、虫歯になってしまいます。
食事をしてからの時間の経過を口中の酸性度を、ステファンカーブというグラフで表して説明がなされました。
食事後(おやつも含む)、20~30分間で口中が酸性から中性に戻ることから、食後すぐよりも30分間経過してから歯磨きをすることが良いと言われているとの説明がありました。ただ、現実的には歯磨きの習慣を保つことが重要であるため、口中を水ですすいで中性にすれば、すぐに歯磨きをしても大丈夫との説明でした。

また、朝、昼、夜の歯磨きで重視すべきは、夜>朝>昼とのことです。夜にしっかりと磨いておかないと、唾液が少なくなる寝ている時間に、虫歯菌が増えてしまうから。朝は夜に増えた虫歯菌がそのまま残ってしまう可能性が高いからとのことでした。
最後に、フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、酸により溶けかかった歯の再石灰化(元に戻る)が促されることで虫歯になりにくくなるとのことでした。
学校歯科医の先生、生徒向け歯科講演会を実施していただき、ありがとうございました。