Inews+
2015年度 スタート!
Inews+は各クラスの特活委員 広報係が順番に記事を執筆していきます♪ 各学年の行事や日々の生活について、生徒のみなさんの生の声が盛りだくさん! 同時に「CLUB NEWS!」と題して、各部活動の紹介もします! 皆さんの生き生きとした様子が伝わる紙面にしていきましょう!(^^)!
■「初心忘るべからず」
学校長 梅田 和子
新しい学年が始まり、早2週間あまりがたちました。
皆さん、今年度の目標はもう立てましたか? 目標がない者に計画はなく、計画がない者に実行はなく、実行がない者に成果は得られません。もし、まだ目標がないという人がいたら、今日を新たな決意の日としてください。
「初心忘るべからず」という言葉があります。室町時代の能役者である世阿弥の言葉と言われていますが、習い始めの頃の謙虚で真剣な気持ち(初心)を忘れてはならないという意味で使われる有名な言葉です。人は慣れてくると、ついつい、まあこんなものでいいのではないかと傲慢になりがちです。また、物事を成し遂げていく上で、苦難困難な壁に突き当たることはよくありますが、その時、出来ない理由を挙げ、出来ないことを正当化しようとすることもあります。くじけそうになった時は、「初心」を思い出してください。努力は人を裏切りません。立てた目標に対して、毎日、小さな努力をこつこつと積み重ねてください。
さて、本校は、平成23年度に、大阪府より「進学指導特色校」に指定されて以降、「言葉」と「体験」をキーワードに様々な新たな取組みを進めてきましたが、引き続き、今年度から3年間の再指定を受けました。進学指導特色校という名称は、「グローバルリーダーズハイスクール」という名称に変更になりました。
今、世界ではグローバル化が進んでいます。皆さんが、社会において同僚として一緒に仕事をするのは、おそらく日本人だけでなく、様々な文化や考え方を持っている外国の人たちとなるのでしょう。そんな皆さんに身につけて欲しい力は、単なる知識だけでなく、論理的な思考力や知識を使いこなして、自ら課題を発見し解決していく力、外国語でも躊躇せず自分の考えを人に伝える力、互いの違いを認め合いながら目標に向かって協力する力です。これらの3つの力は、机上で理解している知識だけで身につくものではなく、部活動や学校行事を含む多くの「体験」により、興味や関心を高めていく中で身についていくものと考えます。
皆さん一人ひとりの心の中には「無限の可能性」「無限の力」が眠っています。「初心」を忘れることなく、自分を精一杯鍛え、その自分の中に眠る可能性や力を、是非目覚めさせてください。
■対面式
春雨そぼ降るなか、放送にて対面式が行われました。スピーカーから流れてくる声に耳を澄ませましたね。先輩が投げて、後輩がキャッチする。もう一度、あの時のことばを読んでみよう。
○在校生代表 第68期 A
1年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
新たに巡り来た春に、皆さんに出会えたことをうれしく思います。皆さんの心の中は今、何のクラブに入ろうか、文化祭であんなことがしたいな……など、これからの3年間の高校生活への期待でいっぱいになっていることでしょう。
生野生は文武両道をめざして、勉強や部活動、行事などに日々全力投球しています。期待の一方、初めての高校生活のなかで、戸惑ったり悩んだりつまづいたりするときがあるかもしれません。そんなときは、周りにいる先生方や2・3年生に話してみてください。親身になって相談に乗ってくれるでしょう。また、自分一人ではどうしても乗り越えられない壁があるかもしれません。それでもあきらめずにチャレンジし、時には70期生という新たな仲間の助けを借りながら、自分の前の壁を乗り越えていってください。
今、新たな出発の時、道の向こうにはきっと明るい未来が待っていることと思います。生野生として、ともに頑張っていきましょう。最後に、皆さんがより良い学校生活を送られることを願います。
○新入生代表 第70期 B
小鳥のさえずりが軽やかに耳に響く今日この頃、私たち70期生は、入学式を迎えることができました。憧れの生野生となることができ、喜びはもちろん、本当のスタートはこれからだと気持ちを新たにしています。
その一方で、これまでの中学校とは異なる環境の中で人間関係を形作っていくことや、より難しくなる勉強についていけるかなど、不安なことが多々あります。しかし、その不安と同時に新しい生活への期待も存在します。その期待を胸に不安に打ち勝っていきたいと思っています。また、体育祭や文化祭などの行事も、学校一丸となって取り組めるので楽しみにしています。
先輩方には、ご迷惑をかけてしまうこともあるかと思いますが、先輩方を手本にして生野高校にふさわしい生徒になるよう頑張ります。最後に、まだ分からないことが多いと思いますので、温かい御指導よろしくお願いいたします。
★CLUB NEWS !(^^)!
運動部・文化部・同好会と、クラブ活動の盛んな生野高校! 各クラブの日常をほんのちょっと、お届けします♪
■男子バスケットボール部です。
マネージャー C
「集合!!」キャプテンによるこの掛け声で男子バスケットボール部の1日の練習がスタートします。これはチーム意識を高め、団結するのに良いことだと思います。部活動の盛んな生野高校では、他校と違って体育館を使用できる時間が短めです。その分、体育館内での練習を充実したものにするため、練習メニューを着実にこなしてゆく部員の姿が見られます。また、身長が高いとは決していえないチームなので、高身長のチームに対して良い試合ができるように、走力や体力をつける練習を取り入れているのが生野男バスチームの特徴です。
これまで様々なチームと対戦してきました。試合の後の――大差で負けたり、思い通りにならない試合の――部員たちの姿は、いつものほんわかと和やかな雰囲気と違って、とても真剣で、自分のプレーを反省しているような様子でした。そうした日々を重ねていくにつれて良い試合のできることが増えていき、試合後の部員たちがシュート率やスコアを眺めて笑顔で話している姿を見ると、とても嬉しく感じます。これから新1年生が入って、今まで以上に良いチームになってほしいなと期待しています。
これからも、男子バスケットボール部の応援をよろしくお願いします。
■新☆天文部!!
P.N. 向日葵
こんにちは! 天文部です。私たち天文部は2年生を中心に、1年生も迎えて活動しています。今回は私たちの活動内容について、少しご紹介しようと思います。
天文部では、月に一度、学校の屋上に泊まって観測会を行っています。昨年は皆既月食などを観測しました。また、8月頃には2泊3日の合宿を企画し、惑星や星などの観測をしたり、写真を撮ったりします。この合宿ですが、メインはなんといってもペルセウス座流星群! 流れ星のことです。特に今年は観測条件が良いらしく、部員一同、今から楽しみにしています?
普段の活動は、観測会や合宿の予定について話し合ったり、文化祭が近くなると催し物の準備をしたりしています。
そして、私たち天文部のよいところは、部員全員、仲が良いところです。特に観測会や合宿では、すごく盛り上がります。また、天文部といっても、皆はじめから星について詳しいわけではありません。ですが、先輩方に教わったり、自分たちで調べてその知識を教え合ったりして、知識を深めています。これも部員みんなの仲が良いからこそ、だと思います。
先輩方が引退され、1年生が入部した新☆天文部は、今後も楽しく活動していきます! 皆さんも夜、外に出る機会があれば、星空を観てみてはいかがでしょうか?
■(寄稿)67期卒業記念品 ―しだれ桜―
元67期担任〈お〉
校舎西側の(西側というのは夕陽が沈む方です。運動場かけまわる部員たちの姿と、夕方の空とを思い浮かべてごらん。どっちが西か、すぐにわかるでしょう)中庭に、一本のしだれ桜が立っています。先に卒業した67期生の卒業記念品です。小さく細い幹を見るとすこし頼りない印象かもしれませんが、今春しっかりと花をつけました(そのときの様子は学校ホームページ「生野365」でチェック!)。
暖かな風吹く春休みのある一日。渡り廊下から中庭を眺めやると、遠目にもはっきり、しっかり、くっきりと、花の咲いているのがわかりました。植樹式でのスコップ持った少女たちの美しい笑顔、あの時の晴れ晴れとしたきもちがふたたびわきあがって、胸のあつくなるのを感じました。階段をおりて、桜のそばまで行き、何度もにおいをかぎました。校舎の緑に淡い桃色が映えて、ほんとうによい景色です。その晩は、まぶたの裏の桜を見ながら眠りにつきました。
翌朝、花曇りのなか電車に乗り、松原駅をでると雨。「あ、桜」と、思わずつぶやいていました。「花、散っちゃうかな」。その瞬間、わかりました。これは、たぶん、愛。
愛国心だとか愛校心だとかそういうことばがあるけれど、あれは、こういう、雨が降ったら心配になるだとか、まぶたの裏の景色を見て抱きしめたくなるだとか、そういう仕方でひとのなかに溢れ出る、素朴なものなんだとおもう。きっと。
わたし、あの日々を、ひとを、愛していたんだなあ、とようやくわかって傘をくるくる回しながら学校へ向かいました。
今はもう葉桜になりました。青々と、小さく、りっぱに、立っています。よかったら一度、見にいってみて、ね。
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生徒の手で、よい学校生活をつくっていきましょう!
発行 2015年度4月号 平成27年4月27日 大阪府立生野高等学校 自治会広報部