スマホシンポ

8月7日(火)に生野区役所主催の「スマホに潜む危険を考えるシンポジウム」に、本校生徒がパネラーとして参加しました。 当日は、教育関係者や行政、あるいは保護者の方々が100名近く参加されていました。 参加した生徒たちの感想を紹介します。








この会全体を通して僕は「当たり前の再認識」と「啓発する対象、啓発者」について考えさせられました。

話によるとネット間の問題と聞いて教職員がイメージしたものが「裏サイト」という学校もあり、そういった学校では今起きているスマートフォン関係の事件が分かるはずがありません。また、デートDVに関しては「嫌なら別れればいい」「嫌な事は嫌と言おう」と、当事者には出来ないことを口にする職員もいます。このような、子どもと大人の間での「当たり前」にかなりズレがあります。ですので、このズレを正す事が大切だと思いました。

また、ズレを正すに当たって高校生がいつまでも学ぶだけというのも変えていきたいです。高校生が先頭に立って更に若い学生や大人に啓発をしていくというのも今後重要になって来ると思いました。

昨年も参加したシンポジウムですが、実際に小学校の教育に取り込んだ事例が聞けたり昨年よりも充実した会になったと思います。

まだまだ解決には程遠い問題ではありますが、問題を知った者として何が出来るのか考えていきたいです。


スマホシンポジウムでは、生野区役所に行って大学生と他校の方を交えて話し合いをしました。 生野区長、副区長、そして他校の教職員の方、保護者の方、さらにはテレビ局の方が来られていて、皆さん今回のテーマである「若者のスマホの危険性」について"教える身として是非とも知りたい"や"自分にも子供がいるので理解を深めたい"と強く関心を持たれていて、私は若年層のスマホの使い方が問題視されていると改めて実感しました。

DVから逃れるためには?

嫌なら別れればいい、という簡単な話じゃなく、好きだから別れられない、それも愛情表現なのだ、DVをされた後にはちゃんと優しくしてくれるから耐えられる、と捉える人がいるもいることに驚きました。

また、そもそもDVをDVとして認識していない人がいる、というのも現状だったのです。

では知らない人の為にどうやってデートDVを伝えられればいい?という議題では、「小学校で、デートDVとは何かを高校生が授業すればいい」という結果になりました。

そしてどのように授業するか?という問題では、寸劇をすればいい、という結果になり、試しに私達は20分ほどで考えた寸劇を今日発表しました。

内容は、"浮気されたともくんの相談に乗っていたみゆき。それがきっかけで2人は付き合うようになる。付き合って4ヶ月目のデートで京都観光に来ていた2人。ともくんが「そろそろご飯食べたいね、今何時?」とみゆきに聞き、みゆきは携帯の時計を見せたら「さとし」という男からのLINE通知が届く。ともくんはこの男は誰だと問い質す。そこで口論になり、憤怒したともくんはみゆきを突き飛ばしスマホを壊してしまう...。"

ただ、デートDVはダメだ!と言うのではなく、実際少し生々しい劇にして見せた方が、デートDVの啓発になるのではないか、と思い設定を深めました。

私はこの寸劇のナレーションを担当させて頂いたのですが、緊張と、ともくん役とみゆき役の圧倒的な演技力にびっくりして、めちゃめちゃ噛んでしまいました。申し訳ないです。

もし寸劇を小学生の皆さんに発表できる機会があるのであれば、是非彼氏彼女役はこの二人がいいと希望します。素晴らしかったです。


私は、スマホのいろいろな知識・情報や、危険性などについて、まだまだ勉強不足だなと思いました。 知らないうちに沢山の人が被害にあっていたり、情報(個人情報、プライバシーに関する事)やネット、噂を頼りにして何かしでかしてしまう、などといった事をテレビニュースやスマホを通じて、よく耳にします。身の回りでもそういったことを耳にする事が多々あります。

なので、スマホシンポジウムで学んできた新たな情報や知識の数々を大事にして、簡単には解決できない問題なんだ、という事をしっかりと胸に刻んで、同じ立場で考えてみるという事を大切にしておこうと思いました。


当日は関西テレビの方も来られていました。

そしてこの日の模様は、当日の「報道ランナー」内で放映されました。

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