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今日は3年現代文と国語表現の授業見学、ケントレイク校来校です!

今日の2限目は3年生の現代文の授業を見学に行きました。勉強していたのは今福龍太さんの「ファンタジー・ワールドの誕生」という評論です。先進国のお金持ちの方々がパプア・ニューギニアで「食人族ツアー」というジャングルクルーズされる時に行う記念撮影と値切りに関するお話でした。今回の授業の目的が「書く」で、具体的に3つの目標が設定されていましたが、動画があったり文章を構造からとらえたりと、そこにたどり着くための工夫がなかなか素晴らしかったです。おかげで筆者が述べるところの「逆説」がどういうことなのか、十分に理解できました。北野生の皆さん、一度どこかでぜひ「値切り」にチャレンジしてみてくださいね。(笑)

12時頃にアメリカのケントレイク校の皆さんが本校にお越しくださいました。到着されてすぐに校長室でご挨拶させていただきましたが、大阪の暑さに驚いておられました。今回は今日と明日の二日間だけですが、授業見学や放課後に本校生との交流を楽しんでいただきます。ケントレイク校の皆さん、お互いにとっていい体験になることを願っています。今日からの二日間、よろしくお願いいたします。

4限目は同じく3年生の国語表現を見学に行きました。今日勉強していたのは安部公房の『棒』です。この作品も他の作品同様に非常に抽象的・象徴的な内容ですので、高校生にとっては少し取っつきにくいかもしれませんが、「棒」や作者の問題意識について生徒たちが書いた文を読むと、結構みんなそれなりに読み取れている感じでした。中には「ここまで読み取れるのか」と思わせるようなものもあったりで、さすが北野高校の3年生、その中でも特に国語表現を選択しただけのことはあるなと感心しました。

あと最後に「棒」になった男の生前の肖像画を描くワークがありましたが、今日は授業見学で初めて生成AIを使って絵を描くところを見せてもらいました。実は先日のGLHS評価審議会で委員の方から「北野高校の授業では生成AIを使ったりしていますか?」と質問をいただきましたが、「まだ一度もそういった場面を見たことがありません」とお答えしたところでした。今日のワークをもう少し早く見ることができていたら、「こんな場面でこうやって利用しています」とお答えできたのですが。残念...。