6月13日(木)2、3年生合同で、キャリア教育の一環としての進路説明会が行われました。
生徒たちは、各自の進路を見据えて、大学、短期大学、専門学校、就職の4つの分野に分かれて、
説明を聞いたり、質疑応答を行ったりしました。
進学については、各分野ごとに外部から講師の先生方に来校頂き、生徒たちは進学先に応じた個別のブースで、
教育内容や、受験方法、学費等について熱心に説明を聞いていました。
私は就職を中心に見てまわったのですが、講師として、地元企業の取締役等の方々で構成された
「大東異業種交流会」の皆様にご支援頂きました。
また、大東商工会議所の指導員の方にも来校頂き、本校の取組みを市域へ広報頂けるとのこと、
大変ありがたいことと感謝申し上げます。
就職は5つの部屋に分かれて、企業の社長様等からのお話しや説明のあと、模擬面接が行われました。
「なぜ就職したいのか。」「どうしてうちの会社を選んだのか。」「高校時代にがんばったことは何か。」
などなど、本番さながらに次々と質問が飛び出し、生徒たちは防戦一方といった様子でした。
面接においては、普段からどれだけ自分のことや進路等について考え、行動しているかが問われます。
だから、就職試験において面接は大きなウエートを占めるのです。
実際に模擬面接を受けた生徒たちにとっては、就職面接の第一歩として、とてもよい経験になったのではないかと思いました。
説明会が終わったあと、面接官を務めて下さった交流会の皆さまに校長室でお話を伺いました。
「もう5回ほど野崎高校に来させてもらっているが、年々生徒たちの礼儀や態度が良くなっているように感じる。」
「人間として立派といえる生徒たちが増えている。」
「生徒たちからまじめさや誠実さが伝わってくる。」
というお褒めの言葉を頂いた一方で、
「面接では緊張していたのかもしれないが、正直言うと、もう少し元気がほしい。」
「明るさや熱意というものは、とってつけられるものではないが、せめて面接試験の時だけでも頑張ってほしい。」
「質問されたことに、一言答えて終わりでは、多くの応募者の中で印象に残らない。」
などの面接における課題をはっきりとお話し下さった方もおられました。
野崎高校を卒業した後、どのような進路を選ぶのかということは、単に大学や企業などの「行き先」を決めるのではなく、
自分のこれからの「生き方」を決めるということなのです。
その意味では、会場となった体育館や会議室、視聴覚教室等で見ることのできた生徒たちの真剣な表情は、
とても頼もしく、また心強いものでした。
来るべき人生の選択へ向けて、野崎高校での毎日の生活を自ら進んで充実したものとしてほしいと思います。