7月16日(火)野球部夏の大会 ~ひたむきに~

 7月16日(火)は硬式野球部の夏の公式戦でした。対戦相手は茨木高校。 

私は残念ながら公務のため今年は応援することができませんでした。

野球部の監督や応援に駆けつけてくれた教頭先生の話から、私なりに野球部の頑張りについてまとめたいと思います。

 本校は年々少しずつ向上していますが、クラブの加入率はまだ全生徒の40%に達していません。熱心な顧問の先生方はたくさんいるのですが、肝心の生徒たちの入部がなく、夏休みも活動休止しているクラブもあります。そんな中、野球部は決して多いとは言えない部員数でありながら、休みの日もこつこつと練習や試合を積み重ねてきました。「笑顔 強気 感謝=無敵」をモットーに、監督、顧問の厳しい指導のもと、苦しい練習を乗り越えてきたのです。

結果は3対1で敗れましたが、堂々とした戦いぶりでした。監督からは、「力はほぼ互角。ワンチャンスを生かせなかったのが惜しかった。守備は頑張っていたので、もうひと押しできる力をつけたい。」と今後の抱負をもらいました教頭先生はかつて野球少年だったそうですが、「勝負は互角で、しろチャンスは本校の方がありました。勝負のあやと言うのか、ワンチャンスをものにする力が少しだけ相手が上回っていましたね。」と監督と同じ感想を話してくれました。

 もちろん結果を出すことは大切です。勝つために苦しい練習をしていることも事実です。しかし、結果が出なかったからといって、それまでの努力や苦労は無駄であったと言い切れるでしょうか。

 私は結果を求めてもがき苦しんでいる時にこそ、人は成長するものであると思っています。教育ということを考えるなら、結果を出すまでひたむきに努力することが最も大切なことなのではないでしょうか。

 野崎高校では、野球部を筆頭に、ひたむきに努力する生徒たちが少しずつ増えているような気がしています。運動部、文化部問わず、毎日遅くまで残って練習しているクラブもあります。将来の進路実現のために、講習会に参加したり、ワープロや漢字などの検定試験に何度もチャレンジしている生徒もいます。このような生徒たちが、いつの日か大輪の花を咲かせることを心に描いて、先生方は日々生徒の指導にあたっておられるのです。写真ではありますが、試合後の野球部員の爽やかな表情を見ていると、勝ち負けだけでない大切なものを感じ取ってくれたのではないかと思いました。

 当日応援してくださった保護者の皆さま、先生方、本当にありがとうございました。

 最後に、今年初任で本校に着任され、野球部の顧問を務めてもらっている先生に寄稿して頂きましたので、全文を掲載させて頂きます。

 

※ 野球部 夏の大会 (A先生からの寄稿)

 「私にとって野崎高校で初めての夏の公式戦でした。選手13人マネージャー4人の合計17人と少ない人数での戦いでしたが、それぞれの生徒が力を出し切り素晴らしい戦いを繰り広げてくれました。守備面では、キャプテンU君(3年)が最高のピッチングをし、茨木打線をわずか3失点に抑えました。野手もエラーもありましたがその後も下を向くことなく必死にボールを追いかけ全力プレーを続けました。M君(3年)のライトへの打球にダイビングキャッチを始め、観戦している人たちを盛り上げるプレーも多くありました。攻撃面では、3点を追う八回、デッドボールとヒットで12塁のチャンス。バッターは3番U君。ライトにヒットを放ち1点を返し、ランナーは23塁。2アウトですが一打同点のチャンスで頼れる4番のO君がバッターボックスに入ります。鋭い当たりを放ちますが不運にもセカンド正面。試合はこのまま31で負けてしまいました。

 敗れはしましたが、最後まであきらめず戦い続けた姿に試合を応援してくれた人や保護者からは「ナイスゲーム!」と称賛の声をいただきました。3年生を中心に普段から努力し続けた日々の積み重ねが今回のような良い試合をすることができたのだと思います。野球部を通じて学んだこと、経験したことを残りの学校生活や卒業後の人生に活かしてもらいたいと思います。これから様々な困難に直面すると思いますが、苦しい練習や試合での緊迫する場面を乗り越えてきたことを自信にそれぞれの人生を思う存分突き進んでいってもらいたいと思います。最後になりましたが、野崎高校野球部を今まで応援してくださった皆様ありがとうございました。これからも温かいご声援よろしくお願いいたします。」

  

  

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  最後は笑顔で! 野球部は今日もグランドで快音を響かせています!!