1月19日(木)
人権学習の一環として、聴覚障害に関する学習を行いました。
まず、大阪市立聴覚特別支援学校で教壇に立ち、ご自身も聴覚障害を
お持ちの先生のお話でした。生徒たちは事前HRで、聴覚に障害のある人の
コミュニケーションについていろいろとイメージしていたのですが、補聴器を使う
難聴者には実際に音声がどのように聞こえているのかということや大学で困っ
たこと、最近駅で困ることなど、お話を伺って初めて分かることも多くありました。
"健常者" の思い込みで "障害者" には困難だろうと思われることが、むしろ逆
だということもありました。講師の方は米国の大学に留学した経験をお持ちでし
たが、もともと言語に頼っていなかったのでかえってコミュニケーションがスムー
ズにできたというお話など、新鮮に響きました。
次に、大阪府立だいせん聴覚高等支援学校で、歯科技工士に向けての指導
を長年続けていらっしゃる先生のお話でしたが、聴覚障害者とひと口に言っても
一人一人が違うんだということを決して忘れないでほしいと強調しておられました。
お二人の生き方や経験から、生徒たちはさまざまなことを学びとってくれたと思
います。
また、昨年8月末より共に学んだニュージーランドからの留学生がまもなく帰国
します。帰国にあたっての挨拶では、半年間の日本語学習の成果を披露してくれ
ました。