体内時計を調整して生活リズムを

 みなさん、朝は何時に起きていますか?前の夜についつい夜更かしして、次の日朝寝坊、起きたら昼近くだった、ということはないですか。以前のブログで生活リズムと学習習慣ということを書きました。その中で自分なりの時間割を作ろうと提案しましたが、それより前に、一日の核となる時間を確立しましょう。その核とは、起床と就寝、それに三度の食事時間です。

 一日という時間は何で決まるのでしょうか。そう、地球の自転です。ほぼ24時間で一日です。それに合わせて私たちは日々の暮らしを送っています。しかし、実は私たちの体には時計が組み込まれていて(体内時計)、一日は24時間10分程度(専門家により11分とか15分とかいう人もいます)だそうです。つまり、日々地球の時間と体内時計は、ずれているのです。このままにしておくと、ずれがどんどん広がり、いずれは体に変調をきたし、重い病気を引き起こすことすらあります。私たちは、日々このずれを修正しているのです。そのカギは、朝の太陽の光と食事(特に朝食)です。

 朝、起床とともに朝日を体に浴びることで(正確には目から脳に太陽光をとりこむ)時間のずれを修正します。また朝食をとることでもずれを修正します。この繰り返しで、日々、地球の時間と体内時計のずれを修正しながら暮らしているのです。学校に通っているときには遅刻しないよう、決まった時間に起き、朝食をとり、学校に向かう途中に太陽の光を浴びていました。残念ながら、今、外に出ることが難しいですが、決まった時間に太陽の光を家の中にとりこんで、その光を浴びる。そしてきちんと食事をとることで体内時計を調整し、体調を管理することができます。朝、決まった時間に起きて体内時計を調整して、生活リズムをつくりましょう。