最後は2年生のせいかつサービス科の授業です。本校の職業授業は各学年、共通(清掃・物流・接客)と専門(食とみどり科・ものづくり科・せいかつサービス科)の2つに分かれています。本校生は共通を全員必修、専門を1つ選択で学びますが、共生推進教室の生徒は2年次以降、専門に関してもローテーションですべて学ぶことになります。この日は講義形式でコミュニケーションなど福祉の基本を学びました。
共生推進教室の生徒は本校生同様、卒業後の就労が目標です。スクーリングでは実践的にプロとして働く力の基礎を身につけなければなりません。それぞれが得意なこと、苦手なことがあります。得意分野を伸ばして苦手を少しづつ克服することで、確実に就労に結びついていきます。設置校での学習とは大きく異なり、高等支援学校の生徒と共にこうした授業を受けることで、さらなる交友関係の広がりなどにもつながります。週1回ですので年間を通して決して多くはない授業機会ですが、貴重な時間となっています。