令和2年度学校教育自己診断・結果のご報告(概要版)

 保護者の皆さま、いつも、本校教育にご支援ご協力をありがとうございます。この度は、学校教育自己診断アンケートにご協力いただきありがとうございました。府立学校では、平成11年度より、学校教育の自己診断をアンケート形式で実施、ホームページ等でお伝えしています。今年度の結果があがってまいりました。詳しい分析結果は、今月末に生徒に手渡し、またホームページでお伝えする予定ですが、今回アンケート及び記述部分に対する自己評価の概要を報告いたします。

【令和2年度 登美丘高等学校 学校教育自己評価

http://www.osaka-c.ed.jp/tomioka/pdf/school/jikosindande-ta02.pdf

(開かない場合はホームページトップ画面↓

http://www.osaka-c.ed.jp/tomioka/

「学校教育自己診断アンケート結果を掲載しました」コチラをクリック下さいの部分をクリック下さい)

【本年度の自己診断実施状況】

 全学年(生徒・保護者)・教職員でアンケートを実施しました。本年度より、紙での回収ではなく、ネットでの 依頼となり、生徒は 97% 、保護者は 53 %の回収率 となっています。 経年変化を図るため、同じ質問には、対令和元年度、平成 3 0 年度との変化を数値として出し、また 全体平均の 肯定度を一行目に記しています。さらに、学校休業も経たことから今年度のみの質問も致しました。

【学校教育自己診断アンケートの結果について <<(対 R1 、対 H3 0 )の比較】

 <生徒>  肯定回答平均 84% (R1:79 %、 H30 74 %)と肯定度が向上しました。

 教え方に工夫を凝らしている先生が多い 83 %(R1 69 %、 H30 60 %)・授業はわかりやすい84%( R1:75% 、H30:68%)先生は生徒の意見をよく聞いてくれる 83%(R1:74% 、H30:70%) と向上しています。 ICT/ グループウェア を 導入した事により、生徒の肯定度がよりよくあがっていると推察されます。 また、人権について学ぶ機会がある 90% 、安心して学校生活が送れている 92% 、学校へ行くのが楽しい 88% と この項目群は高位安定しています。

 一方で保護者や地域の方と関わる機会がある 51%( R1:56% )、部活動に積極的に取り組んでいる 82%(R1:84%)とコロナの影響で、例年の活動ができなかったこともあり、肯定度は減少しました。コロナ禍は続きますが、感染症対策を万全にしながら、保護者の方に参加いただいたり、地域の方と、共にどう活動できるかを模索したりする必要があります。

・記述意見に対する返答

 今年度、BYOD(Bring Your Own Device「自分のデバイスを持ち込む」という意味)を使ったグループウェア(グーグルクラスルーム)の利用が始まったが故に、その情報伝達手法、またオンライン授業に対する感想や指摘、さらには、昨年度も多かった携帯使用に対する要望が数多く寄せられました。そしてコロナ禍での学校運営に対する意見もありました。しっかりと読み込んで、感染症対策等安全確保に留意しつつ、ICT を手段として、学校生活の質が向上できるように取り組んで参ります。

<保護者>  肯定回答平均83%(R1:81%、H30:79%)と肯定度が微向上しています。

 家庭で学校のことについて話をする78%(R1:73%、H30:73%)1 日1 時間以上家庭で学習している54%(R1:47%、H30:45%)保護者連絡ネットは役立っている96%(R1:79%、H30 80%)等、コロナの影響も伺える項目が向上しました。また、登美丘高校に進学させて良かった92%、学校には仲の良い友達がいる93%、学校に行くのを楽しみにしている84%は高位安定しています。

 そしてやはり生徒アンケート同様、学校行事によく取り組んでいるようだ90%(R1:91%、H30:90%)学校行事について満足している85%(R1:88%、H30:86%)部活動指導について満足している77%(R1:78%、H30:76%)とコロナの下、提供しきれなかったことに対しての肯定度は下がっており、次年度の課題となっています。

・記述意見に対する返答

 まず、コロナ禍における学校運営についてのねぎらいのお言葉を多く頂戴しました。誠にありがとうございます。

 その上で、学校休業中の学びの保障に対するご意見(オンライン授業・課題の提出方法等)、また情報提供の手段や数に対するご意見、部活動や行事に対するご意見(否定も肯定も)、携帯許可などのご要望もいただいています。真摯に受け取り、次年度の学校運営に活かして参ります。全教職員が偏りなく上質の教育を履行できますよう努力して参ります。

<教職員> 肯定回答平均86%(R1:85%、H30:86%)と横ばいの肯定度となっています

 学習到達度の低い生徒や学習意欲の低い生徒への指導が行われている81%(R1:89%、H30:90%)家庭での学習を充実させる工夫をしている77%(R1:85%、H30:80%)と、オンラインも交えた個別最適の学習指導の課題感が伺えました、次年度に向けて、改善してまいりたいと考えています。

・全体を通して

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、2カ月強に及ぶ学校休業、陽性者の発生による3日間の学校休業(現在・計4回)、急ごしらえのオンライン授業推進等、混乱の中で1年が経過しました。その中での運営に対しては、一定ご理解・評価をいただけたこと、大変ありがたく、心強く感じましたが、一方でWithコロナの2年目になる次年度に関しまして、皆様方にいただいた、評価やご意見を元に、より的確な学校運営をおこないたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。