「命は何時も生きようとしてる」
僕は小椋佳さんが好きです。初めて買ったLP(今はもうないですね)も小椋佳さんのものでした。
ひょんなことから、6年前の日経新聞の「私の履歴書」に掲載された小椋佳さんの記事に関する、僕自身の投稿がスマートフォンに出てきました。その最終回、彼はこの歌の歌詞を記しています。
調べると、「小椋佳さんの次男が14歳で若年性脳梗塞になり植物人間になりかけた。治る見込みはないと医師に言われるが、ある日小椋が歌を歌うと一緒に歌おうとする。息子の命が生きようとしている......。涙がとめどなく溢(あふ)れた」という逸話もありました。小椋佳さんにとっては、「私の履歴書」の最終回に書くくらい、思いの深い詩なのだと思います。
生きていれば
誰にだって闇に包まれたり
不運と言う重い岩に圧(の)し掛かられたり
そんな時も
どんな時も
命というものは
人の意思の どうかを問わず生きようとしてる...
深い嘆き 抱く時も
命というものは
翳(かざ)す炎 絶やすことなく 生きようとしてる
予兆も無しに 訪れ来る 揺蕩(たゆ)とう運命に
ただ 幸運 幸福
約束はされない
けど 聴きましょう
命の声 心の奥底で
今 生きましょうと
生きてみましょうと 響く歌声
出来れば より善く
より美しくと
より美しくと
その歌を知ったのは6年前 その時はその時は女性の応援歌として紹介されていました。
【命は何時も生きようとしている 4分46秒】
たくさんの女性たちがステージで歌うこの歌が、味わ深くて好きでした。
そして今回見てみると、ウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんも歌っています。
その時はなかったウクライナ情勢を思いながら、小椋佳さんが彼女にその歌を贈った思いを考えつつ聴いてみるのも感慨深いと思いまして。
【命はいつも生きようとしている ナターシャ・グジー 5分37秒】
https://www.youtube.com/watch?v=EaDVwFePUIU
★金曜日には、生徒に見てほしい「YouTube」を紹介していきます。学校の育成生徒像である「Challenge and Hospitality」=「登美高生は強いから優しい」という表現に沿う形のものを紹介しますので、週末、何分か、時間をお貸しください。