9月17日(月) 練習会

 夏休みが終わって初めての練習試合。サマーカップ以降は、クリスタルカップや文化祭などもあり、セッターにアサを据えた新体制の練習が充分にできていないが、この新チームがどの程度やれるのかを確かめるための良い練習試合となるであろう。今日は、山本、藤井寺、上宮、夕陽丘学園、近大附属の5校に参加いただいた。

 山本高校さんとは合宿も一緒に行く、まるで姉妹のような関係であるが、先日のサマーカップでは1部で優勝されるなど、随分と水をあけられてしまった感じだ。実は本日の目標として、「山本高校には2連勝すること」としていたが、山本高校だけに2連敗を喫してしまうという、皮肉な結果となってしまった。しかしゲーム内容は両セットとも良好で、アサもがんばってトスを上げていたが、大事なところでサーブミスが出たのが痛かった。

 藤井寺高校さんとは、新チーム初手合いである。未経験者ではあるが、若い顧問の先生が精力的に指導しておられる姿は好感が持てる。チームもまとまっており、レフトから強打をガンガン打ってこられる。1セット目は立ち上がりが悪い悪癖が出て5-10とリードされたが、その後は夏休みに培ったムードの良さから連続得点を獲る展開で逆転勝ち。2セット目は、藤井寺の選手が疲弊されたのか、ミスを繰り返され、獲らせていただいた。

 上宮高校さんはお盆練習会でもお相手をしていただいた。バレー未経験者ながら身長170cm越えのセンターが強力な壁を作り、翠翔アタッカーを苦しめる。また終盤20-16とリードしているにもかかわらず、知将である監督さんの采配か、サーブで乱され、1セット目は逆転負けしてしまった。2セット目はトラブル発生。アサが腰痛を訴え、またサイが熱中症気味でダウンしたのだ。急遽、セッターがツウ、ライトにショウ、そしてノーリベロで臨むことになった。満身創痍の状態であったが、その分結束力が強まったのか、ミスが出ても尾を引くことなくプレイでき、序盤より先行する展開で勝利できた。アサはこのセット中ずっとベンチで涙ぐんでいたが、それは痛いからか、悔しいからか、それとも情けないからだろうか。アサよ、もし「悔しいから」なら将来期待できるからね。

 夕陽丘学園高校さんも新チームとして初手合いである。毎年能力の高い選手がたくさん所属されており、質の高い正統派のバレーを展開される。例年に違わず、今年もしっかり繋いで両レフトがきっちりと打ってこられるチームなので、ミスが多い翠翔にとっては難敵である。両セットとも立ち上がりにミスが続き0-4 と先行されてしまった。このうちランのサーブカットミスが約半数を占めている。しかし今日は立ち上がりに先行される試合が目立つなあ。1セット目は結局追いつけず、そのまま敗戦。2セット目は18-22からスイの活躍で23-22と逆転し、アサのサーブミスで追いつかれるも、スイのオープン攻撃、コウのブロックで勝利できた。

 近大附属高校さんは1年前まで1部におられたが、昨年は部員不足で満足な練習ができず、今回は1年生ばかり6人で参加された。午前中はチームとしての経験不足かミスが目立ったが、午後はすっかりチームらしくなり、2セット目は苦しめられた。これからの成長が楽しみなチームである。

 結果、セッターが交代した新チーム状態にもかかわらず6勝4敗と勝ち越せたのは大健闘だ。新チームになってからの通算成績も42勝43敗と、いよいよ勝率5割が目前となった。良かった点は、アサがセッターとして通用したこと、キャプテンのツウが常に大声を出してムードを維持させようとしたことなどが挙げられる。また、立ち上がりの無駄な失点をしない、サイ、ラン、コウのキャッチ力強化、相手攻撃からの切り返し、スイのスイッチON、センター陣の速攻の強化などが最優先課題となるだろう。新人戦までにスキルアップを図っていこう。

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