11月10日(日) 練習会

 今日は、八尾高校、生野高校、布施高校、天王寺高校、近畿大学附属高校に来校いただき、練習会を行った。1週間後に控える新人戦1次予選に向けて、各チーム最終調整となる大事な練習会だ。全ての高校が実力のあるチームであり、翠翔にとっては厳しい練習試合となるだろうが、2部昇格を実現させるために緩むことは許されない。本日の目標は、「どのセットも昇格がかかっているのだと思って集中力を欠かさないよう戦い、全勝を狙うこと」とした。

 八尾高校さんはご近所ということもあり、何度も練習試合をお願いしている強豪校であるが、最近レギュラーが故障されたと聞いた。満身創痍のチーム状態で新人戦を迎えられるのは気の毒ではあるが、翠翔も他人のことを気にしてはいられない。立ち上がりいきなりショウのQAが決まる。その後もシュンのKO、ランのQA、サンのF、ショウのSPなどが決まって22-11とリードし1セット目を勝利した。2セット目はシュンの代わりにマイを投入したが、なんとKO、SPなど7得点の大活躍をしてくれた。15-6とリードしてから20点まで追い上げられたのは反省の余地ありだが、何とか勝ちきることができた。

 生野高校さんには7月の練習試合でコテンパンにやられている。今日踏ん張らないと、確実に苦手意識が植え付けられてしまうので、マスト2連勝で臨ませた。1セット目立ち上がりにミスが続いたものの、シュン、ランの攻撃等で11-6と逆転し、チームの雰囲気も良いので「このまま行ってくれ」と願ったのだがそれは甘かった。ユウ、サンのMR、ラン、ショウ、ゼンのMKが連続して12-15と再逆転されてしまった。その後取って取られての展開でゲームは進み、22-24とセットポイントを獲られてしまった。やはり生野さんは強いと実感させられた場面であったが、ここでゼンが踏ん張ってKOを決め、本日好調のシュンがフロントに上がってきた。相手のMRでジュースに追いついた後、シュンの3本連続のKOで27-25と勝利した。2セット目は最初から取って取られてが続く。23-23から相手エースがKCを決めて生野がセットポイントを先に握るも、次はシュンがKOを決め再びジュースに並ぶ。エース同士が意地を張り合う好ゲームだ。最後はシュンが2本のKOとSPを決め、軍配は翠翔に上がった。どちらに転んでもおかしくない展開ではあったが、最後に2つとも勝ちきれたことは、翠翔にとって、来週の試合に向けて大きな自信となった。

 天王寺高校さんとは新チームになって初手合いである。しかし今日は所用でエースとリベロが欠席されているらしい。エースが抜けた穴はやはり大きく、6人の動きがぎこちないままゲームは開始された。翠翔としては相手の状況など考えず、最善を尽くしたゲーム運びをして欲しいのだが、MSが5本が示すように、集中力が緩んでいたといわれても仕方ないようなゲーム展開であり、課題が残る結果となった。

 お馴染み布施高校さんには今日も来ていただいた。とにかくよく拾い、返してくる。1セット目は翠翔の攻撃陣が機能し、常にリードする展開で勝利できたが、2セット目は布施のしつこいレシーブに我慢できず、最後は翠翔がミスを出す、まるで自滅のような展開で獲られてしまった。このセットまで8勝無敗で来ただけに、痛い敗戦であった。

 近畿大学附属高校さんは、メンバー全員体格がよく、今の翠翔チームになってからも多くの苦杯を舐めさせられているので、今日は連勝するつもりで臨んだ。気合の入った1セット目は攻撃のリズムもよく、快勝できた。得点18、失点10と、相手のミスを待たず決めに行くプレーが良かった。攻めているので、失点が多くなったのも頷ける。が、しかし、2セット目は目を覆いたくなるようなへぼプレーのオンパレード。得点11、失点23と、一体何をしておるのか...。この日の最終セットがこの敗戦であり、8連勝後の2連敗となった。

 本日の練習会は、大きく勝ち越すことはできたが、「終わり悪ければ、全て悪し」となってしまい、新人戦も不安になってきた。残り1週間の練習で、この不安を払拭できるよう、頑張っていきたい。

 最後になりましたが、本日お越しいただいた各高校の先生方、部員の皆様、それぞれの課題を見つけることができたとでしょうか。各校とも新人戦上位を目指して頑張りましょう。本日はありがとうございました。

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