7月19日(日) 引退試合

  本日は3年生の引退試合。コロナ禍で公式戦がすべて中止となったので、山本高校さんに協力をいただき、両校の3年生の引退の花道のための「ガチの練習試合」を行った。本来リベロは2年生であるが、引退試合であることもあり3年生のリョウにAチームのリベロを任せることにした。

 〇第1セット 25-8

  1セット目はお互いAチーム同士で戦ったが、山本高校さんのレギュラーメンバー2名が所用のため遅れて参加するということで、山本さんは準レギュラーチームであった。ランが好調で、QA2本、SP2本等と大活躍してくれて、5か月ぶりの練習試合に勝利を飾った。

 〇第2セット 25-17

  2セット目は次世代を占う2年生チーム同士の対戦。お互い粗削りであるが、翠翔のAチームには2年生が4人入っている分、分があった。

 〇第3セット 25-18

  3セット目は1年生チーム同士の対戦。翠翔は新入生はポジションが偏っているので、ラン、シュン、アサの3人に助太刀してもらって戦った。1年生は練習を始めたばかりなので、まだまだですな。しかし山本高校の1年生は素晴らしかった。翠翔は3年生が助けてくれてなければ完敗だったと思う。

 〇第4セット 25-19

  4セット目は再び2年生チーム同士の対戦。相手2年生も慣れたのか攻撃力が上がってきた。受け身になると7連続得点を取られたりして、中盤は10-13とリードされた。そこから、翠翔5連続、山本4連続、翠翔5連続、山本2連続、翠翔5連続得点、という大味な展開で勝利を得たが、どちらもこれからですね。

  時刻は15時、遅れてきた山本高校のレギュラー部員も合流し、いよいよガチバトルが始まった。

 ☆山本・翠翔対抗戦 25-17, 25-21 で翠翔高校の勝利

  最後活躍を見てもらうよう両校の3年生保護者の方々にお声がけして、多くの方に応援に来ていただいた。観客席も両校に90名分ずつ用意したが、ソーシャルディスタンスを守っていただいたとはいえ、どちらも満席状態であった。試合が始まり、立ち上がりより気合の入ったシュンがKOを量産したが、1本決めるたびに上がる応援団の大歓声に、きっと力をもらってのことだろう。またアサのトスワークも冴え、今シーズンから変えたサーブも相手陣を崩した。リョウもよく繋ぎ、ランもよく決めた。しかし山本もやられてばかりではない。持ち前の粘り強さでミラクルレシーブを連発し、そのたびに大歓声が起こる。「攻めの翠翔、守りの山本」が如実に表れた試合であった。そして両校3年生とも持てる力を出し切り、感動的な引退試合に幕を下ろした。

  3年生たちよ、コロナ禍のためとはいえ、3月から不本意な最終5か月だったよね。でも学校が再開されてからもめげることなくよく頑張りました。今日はみんなすごく輝いていたよ。山本高校の3年生部員さま、今日は協力していただいてありがとう。試合終了後に両チームの3年生が1つになってお互いを称えあっていた場面を目にして(1年生の時は合同合宿したよね)、3年間君たちと一緒に練習できたことを本当に光栄に思います。

  最後になりましたが、両チーム部員の保護者の皆様、本日は暑い中、またコロナで自粛を促されている中にも関わらず、応援に来ていただき本当にありがとうございました。攻撃が決まった時、ナイスレシーブをした時などの皆様の歓声は、強豪私学チームの保護者応援団に匹敵すると思えました。部員たちも「オリンピックに出場して戦っている気分」だったようで、感激しながらプレーしていました。そして両チームそれぞれの活動におきまして、今日までご理解とご支援ご協力をいただいたことは、感謝の念しかございません。両チーム顧問を代表しまして御礼申し上げます。

  シュン、ラン、アサ、リョウ、これからはそれぞれの目標に向かってはばたけ!

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