ミュンヘンからの夜行バスは、いつのまにかドイツから国境を越えてオーストリアに入り、途中ドライブインで休憩後、早朝5時、ウィーンの「オーストリアトレンド・イベントホテル・ピラミデ」に到着、チェックインしました。
日本から長時間の移動でしたが、飛行機内やバス内で眠った時間もあったためか、予想していたよりもみな元気そうな様子です。今朝の気温は2℃、同時期の日本と比べると少し寒く感じます。10時30分のホテル出発まで5時間半、部屋での仮眠、入浴や朝食など、それぞれ自由に過ごしました。朝食バイキングはパンやハムの種類が豊富で、さすがヨーロッパらしい充実したメニューでした。
10時半にホテルを出発し、グループAはレッスン受講、グループBは市内見学に行きました。朝は寒かったのですが、昼間はコートが要らないほどの暖かさでした。
グループAは、ピアノ、声楽、ヴァイオリン、チェロ、フルート、ホルンのレッスンを、各専攻ごとの班に分かれて受講しました。それぞれ、世界の第一線で活躍する音楽家や大学教授の音楽性に触れ、直接指導していただくことにより、表現方法についての具体的ヒントが得られ、たいへん有意義な時間となりました。
グループBは、まずシェーンブルン宮殿へ。豪華な内装や装飾品に感嘆の声が上がっていました。次に美術史美術館へ。館内レストランで昼食後、歴史的に有名な絵画の数々を見てまわりました。中央墓地ではベートーヴェン、シューベルトをはじめとする楽聖たちに思いを馳せました(滞在時間がほとんどなかったのが残念でしたが)。ハイリゲンシュタットではベートーヴェンの遺書の家を見学後、「田園交響曲」の構想を練ったとされる散歩道を歩きました。鳥の声や小川のせせらぎなど、まさに「田園交響曲」の調べが聞こえてくるようでした。最後にウィーンの森に行き、夕暮れの美しい街並みを上から眺めることができました。
グループA、グループBともに、19時30分までにはホテル到着、チェックイン。
今夜から3泊、ヒルトン・ヴィエナ・ダニューブホテルにお世話になります。
20時から、ドナウ川に面したレストランでバイキングの夕食です。外は真っ暗で様子はわかりません。明日の朝が楽しみです。
各自、翌日からの研修に備えて早めの就寝を心がけました。