ウィーンでの研修も実質的には本日が最終日です。
時間がサマータイムに切り替わり、昨夜のうちに時計の針を1時間進めておきました。
何だか不思議な感覚ですが、これも海外ならではの体験です。
午前中は市内見学です。
9時30分にホテルを出発し、10時から約45分間、自然史博物館を見学しました。
ここは250年以上にわたる歴史があり、2千万点以上の所蔵品が納められています。2万5千年前のヴィレンドルフのヴィーナス像など、貴重な展示品を興味深く見ることができました。
次に古楽器博物館を見学しました。鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、打楽器、それぞれ18~19世紀の楽器を中心に展示されていて、説明用の機器で実際の音を試聴することができます。
古楽器博物館から徒歩で市内中心部の昼食場所へ移動し、レストランで牛肉の煮込み料理をいただきました。
昼食後はホテルに戻り、夜のオペラ鑑賞や、翌日の帰国に向けて各自準備をしました。
17時15分にホテルを出発し、17時30分から市内レストランで早めの夕食をいただいた後、国立オペラ座に向かいます。
20時いよいよ開演です。
オペラ鑑賞の演目は、リヒャルト・シュトラウス作曲「エレクトラ」
ギリシャ悲劇に基づいたストーリーで、モーツァルトなどのオペラに比べると音楽もお話も難解ですが、事前に予習をしていた生徒が多く、有意義な時間を過ごすことができました。
一流の歌手、一流の演出、一流のオーケストラ。
一流づくしのオペラを一流のホールで味わう至福。
しかも最上級のS席で。これはなかなかできる経験ではありません。
感動と充実感の余韻醒めやらぬ中、バスでホテルに戻りました。
オペラ座を出たときは雨が降っていましたが、昼間は幸いほとんど雨に降られることもなく、傘要らずで過ごすことができました。本当に天気に恵まれた一週間でした。
ロビーで翌朝の軽食を受け取り、各部屋へ戻って就寝準備をしました。
明日はいよいよ帰国の途につきます。