3月24日(木)

ウィーン3日目の朝を迎えました。

今日はシュテファン大聖堂と楽友協会ホールでの演奏会です。

こちらへ来て以来、晴天続きで、しかも暖かい。

絶好の演奏会日和で、ありがたいことです。

 

s-DSC00079.jpgs-シュテファン.jpg10時40分にホテルを出発し、約20分でシュテファン大聖堂に到着。

リハーサルのあと、13時からいよいよ大聖堂での演奏です。

モーツァルトが結婚式を挙げ、葬儀も執り行われたという由緒ある教会。

そこでモーツァルトの曲を演奏できるというのは、何という幸せでしょう。

「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の荘厳な響きが教会の中に響き渡り、我々を包み込んでいきます。続いて、「マニフィカト」「アーメン」「ハレルヤ」の演奏。残響が素晴らしく、ステンドグラスから差し込む光の神々しさとも相まって、感動に涙する生徒も多数見られました。

 

 

ケルントナー通りで約1時間昼食休憩の後、楽友協会ホールに向かいました。

15時30分から約2時間、地下の「グラスホール」でリハーサルを行いました。

記念写真撮影の後、18時40分から直前のリハーサル(20分間)。

19時開場後、現地のお客様がホールの客席を埋めていき、緊張感が高まります。

 

 

 

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s-楽友協会前.jpg19時30分、いよいよ開演です。日本・オーストリア親善交流コンサートとして、日本から3校が出演しますが、夕陽丘高校はプログラムのトップでの演奏です。

冒頭、東北関東大震災で犠牲になられた方々に対し、聴衆も含め全員で黙祷を捧げた後、演奏が始まりました。

合唱、オーケストラ、合同演奏の順で、全6曲、約45分間のステージ。最後の「ハレルヤ」では、明日の交流校であるヨハン・セバスティアン・バッハ音楽学校の生徒も10名弦楽器に加わって演奏しました。これまでの生徒たちの努力の成果が、まろやかに包み込むようなこのホール独特の響きと相まって、演奏はどんどん輝きを増していきました。ほぼ満席の聴衆からは、惜しみない拍手が贈られました。

 

 

 

終演後、一人の現地男性から声をかけていただきました。

「あなたたちは日本のどちらの学校ですか? 私はこのコンサートだけでなく、お昼のシュテファンでの演奏会も聴きましたが、本当にすばらしい演奏でした。どうもありがとう。」

生徒たちの頑張りを現地の方に認めていただき、喜んでいただけた。こんなに嬉しいことはありません。

 

21時から約1時間、ホール近くのレストランで打ち上げ後、22時過ぎにホテルに戻りました。

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