
本日は大阪府立泉鳥取高等学校閉校式典に際しまして、お忙しいなかご臨席を賜わりました、大阪府教育庁教育監大久保宣明様・議会の会期中にもかかわらず駆けつけてくださいました阪南市長上甲誠様をはじめ阪南市議会関係者様、多数のご来賓の皆様に厚くお礼申し上 げます。
本校は昭和51年4月1期生10クラス450名で開校し、先ほど卒業を許可した47期生3クラス87名をもってその幕を閉じます。最大時には36クラス1,620名の生徒が在籍をし、令和6年度までの49年間に輩出した卒業生は延べ13,727名となります。
本日ご出席の卒業生も教育、行政、地元企業と様々な分野で人材として、社会に貢献し、日々活躍をされています。創立当時の「学校要覧」には「地元の教育、行政、一般との連携を密にし、特に地元の中学校とは累進教育の実をあげる。」とあり、当初より地元密着型の学校づくりを目指していたことがよく分かります。
創立より現在に至るまで地域連携を軸に様々な活動をするなか、阪南市をはじめ、地元中学校・同窓会やPTAなど多くの方々からご支援をいただきました。地域の方々の支えがあったからこそ、今日に至るまで、地域の方々や卒業生から愛された素晴らしい学校であったと、つくづく実感いたしました。今まで泉鳥取高校を支えてくださったすべての方々には、本当に感謝しかありません。
本校は、本日お配りした閉校記念誌のタイトルである「ハナミズキ」を学校の花「校花」としています。毎年、4月の中旬から咲き始め、中庭一面を彩ってくれます。教職員・生徒・同窓生から愛された花です。花言葉は「返礼」「永続性」「想いを受け取ってください」などがあります。「ハナミズキ」にはすべての人を永遠に思いやる心・感謝の心が詰まっています。「ハナミズキ」の心はそのまま泉鳥取高校の心です。
生徒のために いつも陰で支えてくださった PTA の方々そしてご支援、ご鞭撻、 ご教示 等、様々な形でご協力くださった阪南市をはじめとした地域の皆様また様々な分野で活躍し貢献しておられる卒業生の皆様、これまで多くの「イズトリ生」を育ててくださった教職員の皆様、本当にたくさんの方々にお世話になりました。今まで泉鳥取高校に携わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます、「本当にありがとうございました。」
泉鳥取高校は3月31日をもって幕をとじますが、泉鳥取高校の心「ハナミズキ」、「イズトリ魂」は卒業生、教職員、そして泉鳥取高校に携わっていただいたすべての方々に永遠に受け継がれていくことでしょう、そしてその「ハナミズキ」、「イズトリ魂」とともに大阪府立泉鳥取高等学校は永遠に私たちの心の中に存在していくと確信いたします。
結びに、本日 ご臨席賜りました、全ての皆様に重ねてお礼を申し上げます。「ありがとうございました」そして、本校閉校後も卒業生の皆様が、泉鳥取高校で学んだすべてのことを糧に日本中、いや世界中で活躍されることを強く祈念申し上げまして、惜別のあいさつといたします。
令和7年3月4日