(2)キンポウゲ亜綱
キンポウゲ目とケシ目からなる。離生心皮が合着して雌しべの数が減る、雄しべが変化して花弁が形成される、花葉(かよう)の数が5を基本とする5数性が確立される。モクレン亜綱の植物より、進化した形態を示すものと考えられる。花弁は雄しべが不稔化(ふねんか、受精能力のある花粉を形成しなくなる)し、扁平になり色彩をもつようになったと考えられるものが多く、1本の維管束をもつことが多い。がく片は花の下方のある葉的器官との連続性が強く、3本の維管束をもつことが多い。アケビ科のアケビは栽培されることもあり、果実を食用にする。
キンポウゲ科 Ranunculaceae
タガラシ
がく片3〜多数、花弁3〜多数、雄しべ多数、雌しべは離生して多数。葉は互生、対生、又は根生する。モクレン科とともに現生の最も原始的な科とされる。
