進路講演会(1年生)
10月の「体験型進路学習Ⅰ」(職場訪問)で職業について理解を深めた後、「学問」に触れる初めての機会として進路講演会を実施しています。本年は11月10日(木)6限に、京都大学をはじめとする近畿圏の国公立大学の先生9名をお招きし、模擬講義をしていただきました。
高津に入学してまだ半年しか経っていない1年生ですが、自分の進路を考え、大学・学部や2年生での選択科目を決めていくうえで、また、2年生での「体験型進路学習Ⅱ」(研究室訪問)に向けて進路意識を高めていくうえでも、貴重な50分間となりました。
以下は講義一覧(講師氏名五十音順)です。また、生徒が書いた「聴講レポート」(特に印象に残ったフレーズと、それに対する意見や感想)の中から一部を紹介します。
高津に入学してまだ半年しか経っていない1年生ですが、自分の進路を考え、大学・学部や2年生での選択科目を決めていくうえで、また、2年生での「体験型進路学習Ⅱ」(研究室訪問)に向けて進路意識を高めていくうえでも、貴重な50分間となりました。
以下は講義一覧(講師氏名五十音順)です。また、生徒が書いた「聴講レポート」(特に印象に残ったフレーズと、それに対する意見や感想)の中から一部を紹介します。
「"博士"のお仕事と私の研究 ~針で原子を見て、識別して、動かす~」 大阪大学・基礎工学部 阿部 真之 教授

■「世界では博士でないと相手にされない」 このフレーズには「博士でないとダメなのか…」よりも、もう社会は日本だけでなく、世界を相手にする社会に変化するという現実を見せられ、英語のコミュニケーション能力が必要になり、より勉強が大切に感じた。
「加速器を使った素粒子物理学実験」 大阪市立大学・理学部 岩崎 昌子 准教授

■「2018年の秋に本格的に実験を開始していく」 自分が大学に入ることには既に実験は始まっていると思うので、ぜひBellⅡを用いた実験に参加したいと思った。
「小天体探査ローバの魅力」 大阪府立大学・工学域 金田 さやか 助教

「社会的な弱者の責任と被害者の救済」 神戸大学・法学部 窪田 充見 教授

■「“社会で受け止めるべき”といったフレーズが一番無責任だ」 これもすごい言葉だなと思った。“社会”というものは実体があるわけではないので説得力があるなと感じ、実際にマスコミなどでもこのフレーズを多用しているので、無責任だなと思った。
「遺伝子であるDNAを複製し維持するしくみの研究」 大阪大学・理学部 升方 久夫 教授

「分子を作る仕事。有機合成化学」 京都大学・工学部 松原 誠二郎 教授

■「O型はインフルエンザにかかりにくい」 最初O型の話を聞いて損することばかり?と思ったけれど、O型にしかない得する部分が多くて、少しO型がうらやましくなった。
■「数学はあらゆる場面で役に立つ。科学はとても身近にある」 身近にある世界が取り上げられていて、とても興味深かった。様々なものの見方や感じ方が変わって、毎日の世界が少し前よりも輝いて見えそうだ。
「"見る・覚える・考える"の仕組み:大学で学ぶ認知心理学入門」 神戸大学・国際人間科学部 松本 絵理子 教授

■「ドラゴン錯視」 何度見ても顔の部分がへこんでいるように見えず、出っ張っているようにしか見えなかった。とても興味深かった。
■「巨人の肩の上に立つ」 昔の人が永い時間をかけて蓄積させてきた知識・知恵を多く学び、深みのある教養を身につけ、それをこれから新しいことを創造していくのに生かしていきたい。
「発展途上国の経済分析」 大阪市立大学・経済学部 森脇 祥太 教授

■「今は儲かる農業をしているんです」 昔と違い、人間の手が入っている森や畑で、さらに都会の中で農業をしていることを知らなかったので、こんなに儲かるということや都会でも農業ができることに驚いた。
「日本語の文字体系の将来」 京都大学・文学部 吉田 和彦 教授
