西成高校は知的障がい生徒自立支援コース設置校です。
授業風景
教育方針
西成高校では『ともに学び、ともに育つ』をキーワードに教育を推し進めています。障がいのある生徒が、あたり前のように友人と過ごすことは本人の成長もさることながら、周囲の生徒の人間的な成長も大きく促します。学校生活は、生徒どうしのつながりを大切にし、原学級(通常学級や選択授業講座)ごとの授業を基本にしています。障がいのある生徒ごとに「『個別の教育支援計画』ならびに『個別の指導計画』」を作成し、卒業後の進路実現に向けて他の生徒とともに学習や日々の活動に取り組んでいます。大阪市内外の様々な障がいのある人たちの自立を支援する施設と連携し、就業やQOL(Quality of Life:日常生活の質)向上のためのスキルを身につけるための実習も行っています。
西成高校の障がい者教育の歩み
西成高校には、1974(昭和49)年の開校以来、多くの障がいのある生徒が入学をしてきました。しかしながら、入学希望者が増大した年度には障がいのある生徒が入学できないこともありました。また、西成高校以外の府立高校でも障がいのある生徒が入学できるように制度を整えていくべきだということで、『別枠』入試制度の確立を府教育委員会と検討を始めました。その結果、2001(平成13)年度に、『知的障がいのある生徒の高等学校受入れに係る調査研究』指定校となりました。5年間の調査研究を終え、2006(平成18)年度からは『知的障がい生徒自立支援コース』設置校となりました。西成高校は全国的にも早くから「インクルーシブ教育」に取り組んできた学校のひとつなのです。
保護者のみなさま 中学校の先生方へ
11月30日(土)のオープンスクールの日にあわせて、「第2回・西成高校知的障がい生徒自立支援コース説明会」を開催いたします。本校では、生徒本人が「西成高校が一番行きたい学校」「西成高校で学びたい」と感じることが最も大切なことと考えています。知的障がい生徒自立支援コースの受験を考えておられる生徒がいらっしゃいましたら、この説明会と併せて、必ず1回は「オープンスクール」にご参加ください。なお、今回の「知的障がい生徒自立支援コース説明会」の内容は、8月26日に開催いたしました第1回説明会の内容と同じです。
参加申し込みにあたり、以下の点にご留意ください。
①「知的障がい生徒自立支援コース説明会」の参加を希望される方は、「オープンスクール」の申し込みとは別に必ず中学校を
通じて本校までお申し出ください。オープンスクール参加の申し込みは、西成高校ホームページのトップページ「オープンス
クールの申し込みへ」をクリックし、Googleフォームへ所定の内容を入力し、送信してください。
② 知的障がい生徒自立支援コース説明会には生徒・保護者の他、中学校の先生もご参加ください。
③ 知的障がい生徒自立支援コース説明会と、オープンスクールの両方に参加し、自立支援コースの受験を予定しておられる中学
3年生の生徒・保護者を対象に、12月12日(木)・12月13日(金)の13:00~17:00(予定)に「受験・入学事前相談会」を個 別相談の形式で開催します。詳細は近日中に西成高校ホームページにてお知らせします。
>「知的障がい生徒自立支援コース説明会」の案内はこちら
受験資格について
知的障がい生徒自立支援コースの受験に際して、以下のような出願資格が必要です。詳しくは、本校もしくは通っている中学校等の先生にお尋ねください。
(1) 令和7年3月に大阪府内の中学校を卒業する見込みの者→中学校既卒者は出願できません。
(2) 療育手帳を所持している者又は児童相談所等の公的機関から「知的障がい」を有すると判定をうけた者→療育手帳の取得
に関しましては、児童相談所・子ども家庭センターにご相談ください。療育手帳を以前に取得された人は、有効期限[再
判定期日]にもご注意ください。
(3) 自主的な通学が可能である者