■「宇宙講座」第5回目 「ロケット講座」

 
 

2011年8月24日(水) 宇宙授業 第5回目 ロケット講座

 大阪府教育センター附属高等学校・宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙教育センター 連携企画、「ロケット講座 ~火薬を使うモデルロケットを製作して打ち上げよう!~」というテーマで実施しました。教育センター附属高等学校の1年生の選択生と大和川高校のサイエンス部の生徒24名と、教育センターへ「宇宙・科学教育研修」に来られた小中高校の先生方31名で、2人1組になってモデルロケットを組み立て打ち上げました。
  講師には、日本モデルロケット協会会長の山田 誠先生と、宇宙技術開発(株)衛星技術部 宇宙環境利用グループリーダーの足立 昌孝先生をお招きして、講演と実技指導をして頂きました。
  内容はモデルロケットに関するロケット工学(基礎理論)、モデルロケット組み立てとパラシュート製作等の基本的な内容で、ユーモアを交えながらの楽しい講義でした。世界に3機しか存在しないペンシルロケットの、一般人が触ることのできる唯一、1機を持参して頂いたこと(某TV局の番組で1300万円の鑑定がでたという)。そのペンシルロケットを手に取って触ることができたことです。そしてロケットのライセンスとロケットの種類についての説明や、推進原理、重心(CG)と圧力中心(CP)との違いなどの基本構造、安全の確保、高度測定等の基本的な講義をしていただきました。また2日分の講義内容を、1日で講義していただき、濃い内容の講義でした。
  モデルロケットのモデルロケット作成後、打ち上げについては飛行時間の長さを研修の先生と生徒でに競うことになりました。飛行時間を長くするためにパラシュートを大きさや形などを工夫しながらの組み立ては、とても楽しそうでした。
  昼食後は、工夫した点をそれぞれ発表してもらい、ユニークなパラシュートがたくさんあり、生徒の発案した二重パラシュートなどは、豊田のトロタ1300といのがあり、二重構造方式と全く同じ方式だということで、みなさんから喝采を浴びました。モデルロケット打ち上げは本校のグラウンドで行い、飛行時間を競う先生対生徒の対抗戦で実施しました。結果は、研修の先生方の勝ちでしたが、打ち上げ後の自分たちの反省と検証を発表のときには、もっとこうすれば距離はもっと伸びてトップだったはずだと、みなさん口々にそう言って悔しそうでしたが、何よりもとても楽しそうな表情が印象的でした。


■授業風景
ロケット講座風景


ロケット講座風景 ロケット講座風景
ロケット講座風景 ロケット講座風景
ロケット講座風景 ロケット講座風景
ロケット講座風景 ロケット講座風景
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