高学部の教育
1.教育目標
「 社会参加をめざして基礎的な生活力と豊かな社会性を養い、働く力を育てる 」
- 日常生活に必要な知識、技能を習得させる。
- 豊かな心と丈夫なからだを育てる。
- 自ら考え実行する力を育てる。
- 仲間と協力する態度を育てる。
- 働く力を育てる。
2.主な教育活動
学習活動 | 各教科、科目等の指導の重点 |
基 礎 | 社会に向けて、ことば・かずを中心とした学習能力・生活能力をのばし、生きる力を段階的に身につける。 |
音 楽 | 歌唱・器楽・鑑賞・リズム運動を通し表現力を高め、豊かな情操を養う。 |
美 術 | 素材や題材に合わせて自分の表現方法を探し出す力を養う。他の作品の表現を楽しみ鑑賞する力を養う。 |
体 育 | 個々の運動能力を高め、健康の増進と体力の向上をはかり、集団で行動する力を養う。 |
保 健 | 心身の発育・発達に関心を持ち、生活に必要な健康・安全に関する事柄を理解し実際の生活に生かす力を養う。 |
トレーニング | 1年生では筋力(手押し車・腹筋等)を高め、2年生では持久力(サーキット・トレーニング等)、3年生では調整力(縄跳び等)を養うことを中心に、基礎体力の向上をはかる。 |
作 業 | 社会性の向上、情緒の安定、働く態度を身につけ、ものを作り出す経験を味わう。身体諸機能、認識力を高める等をねらいとする。作業内容としては紙管残糸取り・平織り・紙漉き・園芸等に取り組んでいる。 |
園 芸 木 工 窯 業 縫 製 生 産 |
1・2年次の園芸は野菜作り・花壇の手入れ、縫製は平織り・結び織り・動力ミシン、木工は組み木パズル・箱の製作・CDラックの製作、窯業は花器・湯飲みなどの制作、3年次の生産は外注製品の組み立て、縫製は結び織り・絨毯・さをり織り・動力ミシンなどに取り組んでいる。 |
社会生活 | 卒業後の充実した社会生活へ円滑に適応していくため、一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる知識・技能・態度を養成する。 |
特 設 | 個々の生徒の持つ特性や、興味・関心・課題を引き出し、多様なグループごとの学習活動を展開しながら、将来、より自分らしく生き生きと生活していくために必要な力を身につけさせる。 |
総 合 | 生徒一人ひとりの興味や関心等に基づき、個々の生徒の創意工夫を引き出し、主体的に行動する力を育てる。自ら学び自ら考える力の育成を図る。 |
ふれあいタイム | 11の学習活動の中からそれぞれ希望の活動を選択している。各自が興味を持って参加し、小中高の学部をこえた交流を深めながら、活動している。 |
自立活動 | 基本的な身体の動かし方を学習し、動作の自己コントロールの能力を獲得させる。動作を通してやりとり関係を築いていく。行動形成をねらいとした課題プログラムに取り組む。コミュニケーション能力の向上にも取り組む。 |
集 会 | 全学年の交流を深め、生徒の主体的活動の場として積極的に集団活動に参加する態度を養う。学期ごとに設定されるテーマに従って、歌やゲームを楽しんだり、自主クラブの活動発表などが行われる。生徒会からの報告も行う。 |
学年タイム | 学年の生徒どうしの関わりを深め、同学年としての意識を高めさせる活動を行っている。学習活動の予定、行事の事前説明、お楽しみ会についての話し合い、生活指導等を中心に行っている。 |
HR | 毎朝の連絡帳による家庭と学校との連絡の確認、健康観察、1日の予定連絡、更衣やトイレ指導を行っている。日記指導等によるコミュニケーションの能力を高める指導も行っている。 |
3.主な学部行事
校外学習(年1回)
修学旅行(3年生)
宿泊学習(2年生)
現場実習(1年生:10月)(2年生:6月、10月)(3年生:6月、10月)
4.交流活動
・日根野高校とのクラブ交流(年1回:9月)
・日根野高校との文化祭交流(年1回:9月)