1月7日(火)に今年度2回目となるブロック研修会を八尾市教育センターにて行いました。今年度は三重大学教授の松浦直己先生をお招きし、「学校における認知行動療法~学校の構造化を最大限に活用して~」という演題でご講演をいただきました。
松浦先生は学校教育学博士であると同時に医学博士でもあり、そのような専門的なお立場からのお話に興味を持たれた方も多かったのではないでしょうか。
医療や心理の専門分野で使われることの多い認知行動療法ですが、教育現場である<構造化された>学校園にも適しており、活用することができるというお話をいただきました。気になる行動を繰り返す子どもたちの認知のゆがみを理解し、子どもの思いに寄り添い、こころの声を聴くという姿勢が私たち支援者に必要なことのひとつであり、その上で具体的な行動を示したり、ともに考えていくことが学校園での認知行動療法の活用につながるのだと感じました。
ご興味を持たれた方は、松浦先生の著書『教室でできる気になる子への認知行動療法』をぜひお読みいただけたらと思います。