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【校内研修】発達学習会(教職員研修)を実施しました

 先日、本校の教職員研修として、毎年恒例の発達学習会を実施しました。例年中河内ブロック内の学校園の先生方にも、本校の公開講座としてご案内をしておりましたが、新型コロナウイルス感染症に関する状況を鑑み、今年度は本校の教職員のみを対象として実施させていただきました。

 昨年度に引き続き、梅花女子大学/大学院 教授 伊丹昌一氏に講師として来校いただき、『ポジティブ行動支援について』という演題でご講演をいただきました。

 学校におけるポジティブ行動支援(PBS)とは、子どもの行動や心理特性を理解し、望ましい行動に注目し、できていることを認めたり、活躍する場を設定したり、授業改善で参加できる場面を増やしたりするなど、子どもたちの成長をポジティブに支援するための枠組みのことです。

 子どもたちの良い行動を増やすためには、子どもたちが「ほめられる経験」、「できた喜び」、「がんばったと感じる」、「楽しいと思える経験」をたくさん積み重ねることができる環境設定が必要です。

 伊丹先生のお話から、一言で子どもを「ほめる」と言っても、ほめられることが【子どもたちにとってほめられてうれしいポイント】であることも重要で、一人ひとりの子どもの【ほめられてうれしいポイント】を見つけ、プラスのサイクルを生み出していく力量が必要だと感じました。

 また、近年低下傾向であるといわれている、自己肯定感・自己効力感・自己有用感といった子どもたちの自尊感情を高めるための関わりや環境設定が必要であることにも、改めて気づくことができました。

 伊丹先生からいただいた元気とパワーで今後も本校の教職員一丸となり、子どもたちの学びと成長をサポートしていきたいと思います。素晴らしいご講演をくださった伊丹先生に心より感謝申しあげます。