朝、芸棟からの小さな音色と声

朝、校門を入ると三味線の音が聞こえてきます。校長室に着き、窓を開けると涼やかな空気とともに長唄の声も聞こえます。静かな校内に漂う三味線と長唄は私に情緒のある時間の流れを感じさせてくれます。立三味線の掛け声が聞こえるようになり、音に揃いもできたけれども、まだ時間はかかるなという感じで、稽古をしている生徒は時間の経過を意識する間もなく、朝稽古は終わってしまうのでしょう。

和の音と声をききつつ、一服のお茶を楽しませてくれる時間と生徒に感謝。「いーや」の掛け声で始まる卒業公演の長唄と三味線が楽しみです。