第6回『ともに生きる障がい者展』支援学校等ダンスパフォーマンス大会・大阪が11月18日土曜日にビッグ・アイにて開かれました。何年かぶりの悪天候に見舞われ、楽しみにしている屋外のイベントや露店も中止となり、いつもより賑わいはみられなかったものの全員が無事集合して会場入りできました。悪天候でしっかりアップやリハーサルはできませんでしたが、施設内で練習時のビデオを見て作品や動きのチェックし、ドキドキで自分たちの出番をまって緊張MAXのまま舞台に臨みました。
今年の演目は米米クラブの「MATA(C)TANA」の5分20秒という長編曲で、からくり黒幕や大旗、扇子、掛け軸、和傘などたくさんの小道具を目まぐるしく変え、タイミングを合わせてたくさんの隊形移動をしながら駆け抜ける展開。サポートする顧問と部員全員が一丸となって役割をしっかり全うしないと成立しないというミッションだらけ、東淀川にとっても初チャレンジの演目でした。
舞台演技前の控室では、時間の都合上、すでに衣装に着替えていたので、更衣室が男女分かれることなく全員で入室させて頂きました。校内リハーサルでは、自分の衣装姿を見たことがなかった生徒が洗面台や1台の姿見にワイワイ集まって嬉しそうにしていました。「写真とろうか!!」と呼びかけたところ、コンコン♪と出番を知らせるノックが(笑)「待ってー!」とみんな大爆笑でガッと集まり、パシャリ!こんな状況で行くぞー!とそのままのあったかい空気で舞台に向かえたのも1つの思い出です。
今年からコロナ前の15m×15mの床舞台にもどり、みんなが初体験の場所でたくさん応援声援が届く中、プロ級の部員によるボイスパーカッションにのせて踊る即興パフォーマンスで会場一気にとりこにし、その勢いで曲が始まり、5分半の素晴らしい演技をかけぬけ終えることができました。終盤、前に横一列になる予定の位置取りを間違えたことで全体の隊形のバランスがすべて後ろになってしまいましたが、見ているほうは気づかないほどに臨機応変に部員たちが冷静に対応し演技に集中していたことが大変大きな成長だと感じました。
結果は準グランプリでしたが、昨年、一昨年の2連覇優勝以上に大変な作品をみんなでやり遂げた一体感や達成感を味わうことができました。開催6回ともに入賞、うち第3回は3位、第4回、5回ともに優勝、そして今年第6回目に準優勝、これで東淀川はすべての賞を獲得しコンプリート!!しました!
これから先も個々の個性が存分に発揮できるよう、また、見ている人をワクワクできるような演技、作品をみんなで作り上げていきたいと思います。最後に、審査員長に「すてきな学校ですね」と言っていただいたことが、大変うれしく大きな励みとなりました。これからも初心を忘れず、東淀川らしいダンス部が続いていくことを願います。