7月22日、教職員を対象とした食物アレルギー研修会を開催しました。毎夏、本校で行う食物アレルギー研修は、アレルギーの専門家に研修会を依頼しています。今年度は、小児アレルギーエデュケーターとして、和田宣久先生(大阪はびきの医療センター薬剤師)から、アレルギー症状や食物アレルギーの基礎について学びました。過去の学校現場で起きた食物アレルギーに関する事例紹介や、緊急時の対応方法について学びました。
その後、緊急時にエピペンを正しく使用できるよう、グループで児童役や、先生役などに役割をあて、エピペン練習用トレーナーを使ったロールプレイングを行いました。このロールプレイング(トレーニング)を通じて児童生徒の実際の状況を具体的にイメージしながら、教員側の適切な対応や児童生徒の気持ちを理解する機会を得ることができました。
また、本物のエピペン(期限切れ)を使用した演習では、実際に薬液や針が入っているため、針のサイズや実際の打った感触などエピペントレーナー(練習用)とは異なることを知ることができました。実際に対応する状況が起こらないことが最良ですが、起こった時には児童生徒の安全を確実に確保できるよう、研修を続けていくことの大切さを改めて感じました。教職員の真剣な眼差しと熱意から児童生徒への思いを感じる研修となりました。