プールで気を付けなければならないのが熱中症です。
熱中症とは、『 高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内
の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称です。』
(環境省 http://www.env.go.jp/ 熱中症保健マニュアルより)
"冷たい水に入っているから大丈夫だよ~"と思っている人も多いかもしれませんが、下手をすると陸上よりも実は危険なんです。
プールは比較的高温多湿になりやすく、体の熱がうまく逃げにくくなっています。
また、泳いでいる最中は水の中なので感じにくいかもしれませんが汗を大量に書いています。
そうすると普段陸上で運動しているよりも脱水症状になっていることに気づきにくくなっています。
プールは一見、水が飲み放題ですが、飲むとほぼほぼ体調を悪くします。
こまめに水分補給をするのが一番です。
もし熱中症になったら?
発見したときは以下に素早く対応できるかが生死にかかわることもあります。
まずは水分補給をするのが一番ですが、口からそのままのませる(経口補給)かそれが難しい場合は病院で点滴になります。
経口補給で気を付けなければならないのが一体何を飲ませればよいのか、ということです。
はじめに思い浮かんだのはスポーツドリンクですよね?
それで正解なのですが、ものによっては糖分が余分に含まれすぎており(味がないと誰も飲まないので)ペットボトル症候群という急性糖尿病になったり、
ナトリウムの濃度が低いものだと逆に体の水分が多くなりすぎて低ナトリウム血症が発生します。これを水中毒といいます。水中毒は、ナトリウムの含まれていないものを大量に摂取しても起こります。
なのでただただ水分を多量に摂取すればいいというものではありません。
ここで紹介したいのが経口補水液というものです。スポーツドリンクと内容は同じようなものですが、作り方はいたってシンプルです。
1L分の材料