1・2年人権講演会

7月18日、1・2年生対象の人権講演会を開催しました。

講師は、クボタロジスティック株式会社でパラスイマーの久保大樹様です。

演題「障がいと向き合って~パラ水泳がくれたもの~」として講演を行っていただきました。

パラスイマーである久保様の講演を通して、障がい者の人権に関する理解を深めること、また、自尊感情を高め、あきらめずに努力することの大切さについて考えることをめざして実施しました。

久保様は、関西出身で大学卒業後、体育教師となりましたが、突然、病気になり動けなくなりました。退院後も、手足にまひが残り、障がいがある状況で、教師としても水泳選手としてもあきらめざるを得ない状況にまでなったとのこと。夢を失い、絶望し、弱音を吐く中で「ゆっくりやればええやん」という言葉に救われたそうです。

「頑張りすぎるのと、頑張るのとは違う」

「成功までにはたくさんの失敗が必要」

20240718_2.JPG

パラ水泳に出会い、リハビリを続け、クボタロジスティック株式会社で正社員として勤務しながら、パラ水泳の大会で日本代表選手として世界大会に出場し、成果を収めるまでになりました。

「夢は変わってもいい、今はなくてもいい、無理に探さんでもいい、笑われる夢なんかない」

勇気づけられるお話ばかりでした。

最後に、生徒からの質問に答えていただいて、質問した生徒に対して、持ってきていただいた世界大会のメダルをかけていただきました。

20240718_3.JPG

右が金メダル、左が銀メダルです。ずっしりとした重さを感じるメダルでした。

今も、現役のパラスイマーとして、世界大会への出場を夢に、泳ぎ続けているそうです。

久保様、感動的なお話で生徒を勇気づけていただき、ありがとうございました。