
第61回全国特別支援学校長研究大会ならびに各障がい種別校長会が、東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。全国各地から特別支援学校の校長が集まり、6/26・27の2日間にわたって学びと交流を深めました。
【1日め】
初日は、文部科学省特別支援教育課長より、次期学習指導要領に向けた国の動きや、特別支援教育の充実に関する講話がありました。
現在、中央教育審議会では「初等中等教育における教育課程の基準の在り方」についての検討が進められています。
中でも、次の3つの課題が現在顕在化しているとのことでした。
①自ら学びに向かう意欲を持てない子どもがいること
②学習指導要領の理念や趣旨が十分に浸透していないこと
③デジタル学習の活用が効果的に進んでいないこと。
これらは、特別支援学校においても共通の課題です。
午後からは「デジタル学習基盤を活かした今後の学校経営」についての講演がありました。
伝統的な授業に単にICTを「加える」「置き換える」のではなく、ICT等をあらかじめ組み込んだ形で授業そのものを新設計するという視点の重要性について学びました。教育における思考の変革の必要性を感じる時間となりました。