There is always light behind the clouds.

雨天順延となった体育祭。あしたは晴れますように。千の祈りを経て、翌朝。早いうちからクラブ員たち総出の準備。

――「雲の向こうは、いつも空」。信じて、待って、実現した、熱き素晴らしき、春の一日!


★総合優勝 青団!★

青団 団長 32組 A

人生最後の体育祭は、最高のものになりました。

今回、青団の団長という立場に立たせてもらって、本当に幸せでした。実は去年の体育祭が終わった後から、来年は団長になりたいと思っていました。受験勉強への影響も考えましたが、団長にならなければ絶対に後悔すると思い、不安はありましたが迷いはありませんでした。

けれども、実際になってみると大変なこともたくさんありました。応援合戦に向けた大人数を活かすフォーメーションの構想や、練習計画の立案には苦労しました。また実際に練習が始まると、毎日の朝練、学校の予習・宿題、塾とを両立させることはかなりしんどく、睡眠不足が1番堪えました。でも、苦しい場面ではいつも周りの3年生が助けてくれて、本当に恵まれているなと思いました。私1人では絶対に乗り越えられませんでした。特に応援団幹部の2人には、何とお礼を言っていいのかわからないです。2人がいなかったらこんなに楽しく団長をすることは絶対にできませんでした。

本番を迎えて1番嬉しかったことは、応援団のみんなから「このダンス好きやった」「めちゃ楽しかった」「ありがとう」の言葉をもらったことです。自分が作った振り付けを好きと言ってもらえる事ほど嬉しいことはないと思いました。

私はダンス同好会の一期会長を務め、そうであるからには生野高校の応援合戦に革命を起こそうという意気込みで今年の体育祭に臨みました(結果的に起こせたかは分かりませんが)。去年、一昨年の応援合戦を通して、もっとこうしたい、ああしたらいいのにという思いがずっとあり、2年越しの思いを今年、実現することができました。それは、簡単かつ大きく見える動きをもっと取り入れるということです。また、団員がフィールド全体に広がりすぎると、観客の皆さんがどこを見たらいいのかわからなくなるので、ユニゾンでは集合し、移動との差を意識しました。

青団だけではなく全団にダンス同好会のメンバーが所属していて、大きな意気込みを持ってダンスを考えていました。ただ、忙しい毎日の中で時折しんどそうな顔をしていて、それを見るのは本当に辛かったです。けれども、ダンス同好会のメンバーがダンスで力を果たしている姿は、私の誇りでもありました。

体育祭を終えて、応援団員以外の青団のみんなから「団長お疲れさま」などの言葉をもらったことも、とても嬉しいことでした。

☆青団のみんなへ

みんなのおかげで総合優勝することができました! 本当にありがとう* (^o^)/*

☆応援団のみんなへ

毎日練習あって大変だったと思うけど、いつも練習来てくれて、ちゃんと話聞いてくれて、ダンス楽しいって言ってくれて、本当に嬉しかったです。みんなの温かさに何度も救われました。応援合戦で優勝はできなかったけど、結果以上のものを得られたので悔いはありません。ありがとう。

☆今まで一緒に頑張ってきた他の団のみんなへ

毎日、放課後に残ってダンス考えて、団のことでいっぱい悩んですごく大変な1ヶ月間だったと思います。結果として得点は出てしまったけれど、どの団もMVPをもらえるくらいにがんばっていました。応援合戦も、どの団も本当に最高でした。本当にお疲れさまでした。

☆先生方へ

今回、自治会部の先生方には本当にお世話になりました。練習の付き添い、本番までの流れの確認、リハーサルの実施……。先生方のサポートがあったからこそ私たちの活動が実現しました。授業の準備などでお忙しい中、私たちのために時間を割いてくださって本当にありがとうございました。自治会部以外の先生方も、体育祭の実現のために尽力してくださり、ありがとうございました。おかげで最高の体育祭になりました。

☆来年体育祭を引っ張っていく後輩のみんなへ

みんなの上に立つということは本当に大変ですが、それ以上に最高のものを得られます。何より仲間の大切さを知れたのは、高校3年生の体育祭でした。来年も最高の体育祭にしてください*(^o^)/*

団長になって本当によかったです。ありがとうございました。

3年生通信

「楽しかった体育祭」 3年1組 P.N.アイウエオ

 みんなが楽しみに待っていたのに天気にめぐまれず、延期になった体育祭。激しい雨に打たれるグラウンドを見て、「明日できるかなー」という声がたくさんありました。その日の終礼では「明日の体育祭ではクラブ対抗リレーを中止します」とのアナウンス。進行の問題だと分かってはいても、高校生活最後の体育祭、クラブ対抗リレーがないのは辛い。友人たちが先生に交渉しに行き、その想いが先生にも通じました。

体育祭当日は想いが通じたのか雲ひとつない青空が広がりました。学校へ行くと、朝早くから陸上部の人を中心にグラウンドの整備をしてくれていました。たくさんの人に支えられ、無事にクラブ対抗リレーを含むすべての競技を行うことができました。個人種目では、それぞれが得意分野を活かしてクラスや団のために全力を尽くしました。学年種目の大縄も、担任の森田先生のアドバイスのもと、本番では最高記録がでました!

球技大会では、これまでは雨天のため初日に決勝を行った経験しかありませんでしたが、体育祭本番で決勝が行われるという3年間で初めての体験をしました。筋肉痛がすごくて、ボールを投げられるのか心配でしたが、いざ試合となるとアドレナリン効果で調子もよく、3年目にして悲願の優勝となりました!

 そして応援団。練習やリハーサルではなかなか成功せず、不安いっぱいで迎えた本番。今までにないくらい揃ったダンスで、大成功でした。朝練や昼練などたくさん大変なことがあったけど、やってよかったと思えました。大変なことが多かった分、3年間で一番楽しくて一生の思い出に残る体育祭になりました。

2年生通信

「だから、僕たちの体育祭は終わらない」 2年3組 P.N.タバーン

 体育祭という高校生活で数少ない青春イベントが、先日、幕を閉じました。彼ら彼女らが声を張り上げ、走り、そしてたくさん笑ったであろうあの日の出来事も、既に楽しかった思い出となってしまい、時の経過に少しの喪失感を覚えます。何が言いたいかって、短い高校生活を堪能しないとなあ、ってことです。ということで、前置きは終わり。

 さて、本題の体育祭はどうだったのか。結果を先に言っておくと、優勝青団、2位赤団、3位緑団、4位黄団でした。まあ、体育祭においての順位なんてものは、祭りを盛り上げるための媒介みたいなものですよ。盛り上がればそれでよし!(とか言いつつ、自分の団の優勝が分かった時に声をあげて喜んだのは内緒。) で、肝心の盛り上がりの方ですが、それはもう見事に盛り上がっていました。やっぱり、みんなでこういうイベントをすると楽しいですよね。

 さてさて、話変わって僕個人の感想を。僕の記憶に一番強く残ったのは、午後の部に実施された球技大会の準決勝・決勝でした。私事ですが、去年は怪我をしていてチームのために何もできなかったんです。今年は参加できてよかったです。僕の選んだバスケでは、なんと自分のクラスが決勝まで行ったんです。最後は1点差で負けたのですが。くやしいぃぃぃ! ……ともあれ、みんなとバスケができて楽しかったです。本当にありがとうございました。

 ……ということがあって、体育祭は幕を閉じてしまいました。でもたぶん、この記憶はこの先も残り続けるでしょう。それはきっと僕だけじゃないはず。「だから、僕たちの体育祭は終わらない」。

 最後に、こんな駄文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。紙幅も残りわずかですので、今回はここで筆を置こうと思います。授業の終わった放課後の教室で一人、窓から吹き込む心地よい風を肌で感じつつ。

「体育祭!!」 2年4組

 62日、4日に楽しみにしていた体育祭が行われました。雨の日を1日はさみましたが、2日間ともすっきりと晴れて、本当によかったです。それぞれにデザインされたクラスのTシャツを着て、痛いくらいの陽ざしのもと、日焼けで顔を赤くしながら競技や応援に集中しました。

 2年生学年種目の41人リレーでは、全員の緊張が高まりました。バトンパスがうまくいくかどうか……。不安の中、一生懸命バトンをつなぎました。そして球技大会の決勝戦ではたくさんの応援の中、熱い試合が繰り広げられました。どのクラスも試合を盛り上げる大きな声援を送っていたのがすごく印象的でした。

 暑い中、たくさんの競技と応援合戦でとても盛り上がった体育祭で、クラスがひとつになれたと思いました。勝敗はあっても、「楽しかった」と思えることが、いちばんいいことだと感じました。これから先のいろんな行事でも、楽しんでいい思い出を増やして行きたいと思います。

1年生通信

「今年も多くのドラマを生んだ体育祭!」 1年4組 P.N.いちごだいふく

 雨のため、予定より一日遅れて開かれた第六十八回体育祭! 幸い、前日の雨天を思わせない青天となり、今年も赤・黄・青・緑の四団の間で白熱した戦いが繰り広げられました。

 今年入学した一年生にとっては、入学以来初の、全学年で行われる大きなイベントとなり、私自身も一か月前から楽しみにしていました。

 体育祭一日目に行われた球技大会では、各クラス、仲間同士で協力し合い、先輩も後輩も関係なく、優勝を目ざした熱い戦いとなりました。二日目は棒引きや100メートル走といった種目が行われ、同じクラスの仲間を応援し、励ますことで、クラス内のきずなも一層深くなったように感じられました。そうした中でも、体育祭の見どころのひとつである、応援合戦が私の心に一番残っています。

 各団の有志から構成された応援団、約一か月前から朝の授業前、お昼の休憩など、限られた少ない時間を利用して練習に励んできました。応援団によって行われる演技(ダンス)は、応援団長を含む三年生の先輩たちが中心となって考えられ、今年も各団の個性が十分に引き出されたすばらしいものとなりました。今年の応援演技で見事優勝を勝ち取ったのは黄団でしたが、どの団も今までの練習の成果が発揮され、同じ団の仲間を元気づけるとともに、改めて団としての団結が高まったのではないかと感じます。

 今年もたくさんのドラマを生んだ体育祭でしたが、総合優勝を勝ち取った青団だけでなく、この体育祭に取り組んだ各団や優勝を目ざして戦い抜いたチームの団結、そして生野高校全体としてのまとまりも一層深く、強いものとなった二日間だったのではないでしょうか。三年生にとっては最後の体育祭、一、二年生は来年もあります。体育祭がきっかけとなって、学年を横断して交流を深めて行けたらいいなと思います。