あの夏の数かぎりなきそしてまた

たった一つの表情をせよ――小野茂樹

体育祭を終えて、前期中間テストを終えて、季節はすっかり夏です。

1年生は高校生らしく、2年生は学校の中心として、3年生は夢の実現に向けて、11日を、精一杯に、生きています。

2年生通信

「卒業生を囲む会」 2年6組

 521日のHRに「卒業生を囲む会」があり、教育実習生の先生方から進路に関するお話を聞きました。進路実現に向けて今やるべきことは、単語や暗記系統の勉強だそうです。座らなくても勉強できるものはベッドで横になってする、など、生活に合わせてメリハリをつけると良いというアドバイスもしてもらいました。大学生活についてはサークル活動に関して詳しくお話を聞きました。サークルは高校の部活動とは違って、参加する日や時間は自由で、また、同じ学部以外の人と交流する良い機会になるので入るのがおススメだそうです。聞いたお話を参考に、自分からアクションを起こしていきたいと思います。まだ志望校が決まらずに悩んでいましたが、今回お話を聞くことができて、大学生活のイメージが少しできた気がします。悔いの残ることがないように、今からコツコツ努力していけたら良いなと思います。お話を聞けて良かったです。

「至高のもの」 2年8組 A

 620日、毎年恒例の芸術鑑賞がありました。場所はかの有名なシンフォニーホール。なんてったって残響2秒ですよ、2秒! えっ?それがそんなに凄いのかって? 知りません。しかし響きのよい素晴らしいホールであることは確かです。そんな場所で音楽聴けるだけでも貴重だったと思えませんか。演奏してくださったのは「大阪交響楽団」の皆さま。聞き馴染みのある曲を数多く演奏してくださったので、思いの外楽しかったという人も多かったのではないでしょうか。まあ、ホール等の話はこのくらいにして、皆さんご存じの人もいるとは思いますが、自分は指揮者体験に参加したので、それについて話してみたいと思います。

 事の始まりはある1通のメールです。体験コーナーに参加する3人のうち1人は吹奏楽部員からということで、案の定、現学生指揮である自分に矛先が向け……、いやいや白羽の矢が立ちます。「お受けしていいですね」とのメールに、拒む気持ちはさらさらなく引き受けました。しかし、考えてみると全校生徒の前で指揮を振るのです。「なかなかに恐ろしいものを引きうけてしまった」とかなんとか思いながら『4STEP』解いていました。

 テストが明けて当日。素晴らしい演奏を聴いた後、休憩中に舞台袖へ。担当の方々と「学生指揮解雇されないようにしないと」などと話しているところへ、舞台に呼ばれる。ライトが眩しい。心臓バクバクで、実はその後のことはほとんど覚えていません。が、振り終わった後の爽快感はどうして忘れられるでしょう。これ以上はないぐらい良い経験をしました。

 今回の芸術鑑賞を経て、そして部活など色々なことをやっていて、やはり、皆で一つのものを創るというのは至高のものだと思います。創りあげられたそれらのものは相当のエネルギーを持っている。振り終えた後の爽快感は、オーケストラのエネルギーがこちら側に伝わってきたからこそと思いました。

 これから文化祭の準備などで忙しくなりますが、全員で一つのものを創りあげる意識があれば、おそらく、素晴らしいものが出来上がるのではないでしょうか。


1年生通信


「油断禁物!!―差が大きくなる前に1年2組 P.N.数の子

 ついにやってきた高校初の定期テスト! 緊張・不安・楽しみ――みんなの中に色んな想いがあったと思いますが、その中でも多くの人から感じられたのは「油断」でした。中学の時と違って12科目だけということで、中学時代と同じ勉強時間でもいけると思っていた人が多かったのでしょう。テストが終わり、返却されると「うわっ! 欠点や!!」「ギリギリセーフッ!」などの、欠点をとったかとっていないかの話がよく聞こえてきました。

みんな苦労したと思いますが、この前期中間テストはこれからの高校生活で受けるテストの最初のちょっとであって、まだまだテストは続きます。こんな状態で今後のテストを頑張れるのだろうか。いや、それどころか、どんどん疲れがたまりテストの結果も下がっていくのではないか……。一日過ぎるごと、コツコツと勉強している人たちとどんどん差ができてしまうのではないだろうか……、と不安に思っています。今回の定期テストで多くの人が、「一週間前からじゃあかん!!」と実感したと思います。これからはコツコツと勉強して、差を広げるのではなく切磋琢磨し合って、みんなで頑張れたらいいな、と思います。


いくつもの物語。

人がいる。人の数だけ、物語がある。耳を澄ませば、聴こえる声がある。体育祭にまつわる16の物語。


Thank you !!39B

 私が副団長を志願した理由、それは去年の副団長をやっていた先輩が楽しそうで輝いていたからです。私は、ダンスはよくわからないし書類とか細かい仕事は苦手なので、団に貢献できたことといえば、人数集めとにぎやかしでした。けれども団員たちはついてきてくれた。みんなの笑顔が大変だったことも吹き飛ばしてくれた。何よりみんなとあの応援を創りあげられたことが嬉しかった。毎日が楽しかった。こんな私に副団長を任せてくれてありがとう。キラキラしたすばらしい時間をありがとう。


最高の想い出になった体育祭」32 C

 昨年は応援団に入ったけど、今年はどうしようかと迷っていた中、自分でも思ってもみませんでしたが、応援団幹部として体育祭に参加することになりました、とはいっても、団長の手伝いも本当に小さなことしかできませんでしたし、至らない点もたくさんあったと思います。ですが、応援団をともに創りあげることができ、体育祭を盛り上げる一員となれたことを誇りに思います。本当に最高の体育祭でした!


「ありがとう」 33組 D

私は前に立って上手に指示をできるわけでもなく、今までもそのようなことをしたことがなかったので、正直不安でした。でも、クラブ活動や勉強で忙しい中、練習に来てくれた緑団の人たち、一緒に前に立って団を引っ張ってくれた人たち、衣装を考えて作ってくれた人たち、その他にもたくさんの人たちの協力のおかげで最後まで楽しくできました。当日はハプニングもあって焦ってしまったこともあったけど、皆と一緒に躍れてよかったです。本当にありがとう! おつかれ様です!やましーも本当にありがとう。


「緑団の皆、支えてくれた皆、ありがとう!」 33 E

あっという間に最後の体育祭がおわってしまいました。ダンス創作の担当は2人だけだったので、曲や隊形、振りや衣装を決めるために平日も休日もほとんど毎日集まり、正直辞めたいなと思うぐらい辛かったです。でも、応援団の皆は本当に優しくて、踊っている時に皆の笑顔が見られるとすごく嬉しくて励みになったし、支えてくれた人たちがいたおかげでなんとか最後までやり遂げることができました。本当にありがとうございました!


「燃え尽きたよ…真っ白な灰に…」P.N. 赤い彗星

みなさんこんにちは。赤団の鬼副団長です。今年は燃え盛る太陽の下、手に汗握る熱い戦いが繰り広げられ、笑いあり、涙ありのとてもすばらしい体育祭になったと思います。僕は3年間ずっと赤団でしたが、一度も優勝することができませんでした。しかし、来年、再来年になったらきっと、優勝する日があると信じています。がんばれ赤団! 負けるな赤団! 優勝の「炎」を燃やすその日まで。


「赤団ダンス係!!」P.N. ずかちゃん

私はDADO(ダンス同好会)ではなかったですが、ダンス係として振付を考えました。ダンス係2人で振付からフォーメーションまで考えるのは、周りで見ている以上に大変で、自分の想像を超えるものでした。リハーサルで上手くいかずどうなるかと思いましたが、赤団のみんなが頑張ってくれて素晴らしいものになって、本当に嬉しかったです。今回、ダンス係になって改めて友だちの大切さを実感しました。つらい時、苦しい時、話を聞いてくれた子、励ましてくれた子、そして赤団のみんな、支えてくれてありがとうございました! しんどかったけど、赤団のダンス係になれたこの経験は、一生の思い出です。


「最後の体育祭!」 36組 F

最後の体育祭は本当に楽しかったです。1年、2年と応援団に入って、3年ではどうしようかと悩んでいたのですが、結局入り、しかも幹部になっていました。50人を超える団員をまとめるのは大変で、勉強と部活、そして応援団との両立は正直、本当にしんどかったですが、今思えば最後までやり通してよかったです。周りにいる友だち、部活の仲間に助けられて改めて人の温かさに気付きました。応援団のおかげで知り合えた仲間や後輩もいて、とても素敵な思い出になりました。支えてくださった先生方、友だちに本当に感謝しています。ありがとうございました。


「感謝」 33組 G

今回は赤団の振りつけを担当しました。僕はダンスをしていますが、振りを考えるのはそこまで得意ではありません。赤団ではダンス同好会のメンバーが僕一人ということもあってとても不安でした。そんな中、一緒に手伝ってくれた友だちやみんなをまとめてくれた団長、場を盛り上げてくれた副団長のおかげでなんとかやりきることができました。赤団のみんなも、難しいながらも踊ってくれてありがとう。感謝しています。


「ひとつのもの」 32組 H

 私は応援団のダンス発表を、ダンス同好会の活動を支えて下さっている顧問の先生を始めとした先生方や保護者の方に、感謝を伝える絶好の機会だと考えていました。60人の団員をまとめるのは大変でしたが、日に日に一体感や完成度が増していくのを実感し、〝ひとつのものに向かっている〟ことが心地よかったです。関わってくださったすべての人、ありがとうございました。


「応援合戦優勝、おめでとう!」P.N. Namakemon

我々黄団はヒット昭和曲で元気に踊ってオタク根性を出そう、をテーマにダンスを創作。アイデアを絞り出す苦労もあったけど、その分、完成した喜びは大きい。練習では、団員のダンス覚えがよく、早いうちからダンスの質上げ。そしてついに本番。束の間だったけれど、チーム一丸となって踊れたことは、最高の経験! 保護者の方や友人から褒めの言葉をもらって、改めてダンスの素晴らしさを実感。優勝できたのは、団員の努力と協力のおかげ。本当にありがとう。


「応援団に参加して」37組 I

 高校生活最後の体育祭が終わりました。私は12年とも応援団に入っていたので、3年生でも入ろうとは思っていましたが、1つの団をまとめるという大変さを知らなかったので、最初はなかなかうまくダンスを指導できなかったり、色々頼りない面を見せてしまいました。でも、段々と団がまとまってきて、皆で練習していると本当に楽しかったです。黄団は応援合戦で優勝できました。団員の皆、支えてくれた方々に感謝の気持ちで一杯です! ありがとうございました。


「すてきな思い出」 P.N.こんぶ

 私は1年の時から毎年応援団に入っていますが、今年が一番楽しかったです! こんなに楽しかったのは他の緑団の人たちのおかげです。特に、忙しい中、ダンスの振り付けや音楽、衣装を考えてくれたり、買い出しに行ってくれた3年の幹部の人たちには本当に感謝しています。今年は受験もあるので入るか悩みましたが、入って本当によかったです!


「最後の応援団」P.N.えだまめ

 私は3年間応援団に入りましたが、今年は特に3年生が主体となって作り上げた応援団で、一番やりがいがあったと思っています。私は特別、団の係がなかったですが3年生になり勉強があるにもかかわらず、遅くまで残って振り付けや衣装、小道具などを取り寄せたり考えてくれたりした人にはすごく感謝しています。優勝はできませんでしたが、私は緑団の一員でよかったと思えるほど気配りのできる、いい団だったと思います。


「高校生活最後の体育祭」 33組 J

 緑団は他の団と比べて全体の人数が少なかったので人が集まるのか不安でした。だけど予想していたよりもたくさんの人が入ってくれて本当に嬉しかったです。ダンスや衣装を考えてくれた子、全体をまとめてくれた子、そしてクラブや勉強のある中で毎日練習に参加してくれたみんなのおかげで思い出に残る体育祭になりました。本番にはハプニングもあり優勝は逃してしまったけど、とても楽しかったです!!みんな、ありがとう。


「笑顔、歓声、感謝」 37組 K

 「黄団」と呼ばれたときの、言葉に表せないほどの達成感、そして、一緒にがんばってきた仲間との歓声は今でも覚えています。私たち黄団が常に心がけてきたことは2つ。体全身で大きく動くことと、常に笑顔であることです。振りがそろうことも大事ですが、団員の皆が心から楽しんで踊ってくれたことで、観客にも伝わったのだと思います。先生方にも楽しんでもらえるようにと考えた昭和アニソンメドレー、生徒受けは心配でしたが、最後までついてきてくれてありがとう。


「感謝」 38 L

 予算が厳しいと思って、いろんなものに工夫を凝らしたのにまさかの計算ミスで多額余るというハプニング! もっとこうすれば、ああすれば……と思ったことはたくさんありましたが、団員のみんなが笑顔で踊ってくれたので、結果オーライ☆です(笑)。団員はもちろん、たくさんの人に支えてもらいました。ありがとうございました。6970期のみなさん、団に入るのを迷ったら、是非入って下さい。そして、もっと体育祭を盛り上げてください。

CLUBNEWSは次回お送りします(*^_^*)b