魂のこもった青春は、

そうたやすく滅んでしまうものではない。――Hans Carossa

一日ごと、秋が深まってゆく。

一日ごと、あなたは大きくなる。

魂のこもった青春を、今、生きている。

3年生通信

「人権講演会」  35組 A

924日、シドニーパラリンピックの車椅子バスケットボール日本代表チームキャプテンを務めた根木慎志さんを招いた人権講演会がありました。

根木さんは、体育館の中をぐるぐる回ったり、勢いよく走ったり、ドリブルをしたりと、色んな技術を見せてくださり、車椅子バスケットの凄さや激しさを感じました。実際の試合では車椅子の車輪のゴムが摩擦で擦れて交換が必要なほどだそうで、改めて、どれほど激しいスポーツなのかがわかりました。

その後、有志生徒と先生が実際に車椅子バスケットボールを体験し、見ている側も体験している側も、とても盛り上がり楽しかったです。実際に試合を体験した人の話では、車椅子に乗っている分、動きにくかったようですが、とても楽しくできたそうです。

「『障がい』は環境や状況が作り出す。」――根木さんの経験を元に語ってくださったお話は、熱い思いがこもっていて、これまで気づかなかったことを、たくさん気づくことができました。見た目だけで「障がい者」と決めつけてはいけないということを、改めて感じました。

根木さんのライフテーマは「出会った人と友だちになる」こと。根木さんのお話を聴いて、人柄やポジティブ精神を感じました。私たちは根木さんと「友だち」になったのだと思います。


2年生通信

「こうして、僕らの物語は続く」  23組 タバーン

 修学旅行――。多くの場合、学校生活最大のイベントと認識されるこの行事が終わってから、カレンダーは2段分の時を進めた。異国の地にいた時の記憶をたどれば、本当にあの出来事があったのかと思うほど遠くのことのように感じる。まあ、実際は密度の濃い時間を過ごしたから記憶が曖昧になってぼやけているだけなのだろう。では、そろそろ僕の修学旅行の出来事を、少しだが話そうと思う。

 始まりは1013日。飛行機から降りたあと、真っ先に足を向けたのは恋人岬だった、その名の通り、カップルまたはその予備軍にあたる人たちが好きそうな鐘が設置してあった。そういったことに微塵も縁がない僕は、異国の広く美しい空を切り取って、スマホにしまうことでこの時間を過ごした。観光が終わり、ホテルに着くとすぐ、夕食の時間になった。他国の料理は日本人の口に合わないことが多いと聞いたが、その通りだった。特にカニについては、僕の人生において空前絶後の味だった。こうして1日目が終わり、夜がやって来る。修学旅行の夜といえば、いうまでもなく、あの話をするのが定番だ。この夜を始めとして、3日間、僕らは深夜1時より早くに就寝することはなくなる。23日目は少しの時間も余すことなく楽しんだ。さまざまなイベントがあったが、今、それらを正確には覚えていない。一番心に残ったことは、だから、よく遊びよく楽しんだという事実そのものなのだろう。

 そして、最後の日がやってくる。その日は、帰りたいような、帰りたくないような気持ちだった。気持ちの整理のつかないまま、しかし、飛行機は母国へと飛び立った。

 まあ、こんな感じで、修学旅行という物語は、大きな音を立てながらも穏やかに幕を閉じた。そして、日常が戻ってくる。帰りたくないと思ったけれど、やはり僕はこの場所に帰ってきてよかったと思う。物語はもうしばらく終わらないようだ。

――「こうして、僕らの物語は続く。」

「修学旅行」  29組 我水

 修学旅行――。この行事を、僕のように高校生活で一番楽しみな行事と思っていた方も多いのではないでしょうか。一番! とまではいかなくても、皆さん十分楽しんで充実できましたか? 僕は楽しめましたよ(笑)それでは修学旅行の様子を。

初日、みんな楽しみ過ぎて集合が早い、早い! 初めての海外、わくわくでした。B団後半組は入国審査で手間取り、予定が大幅に遅れてしまいました。晩ご飯は空腹だったものの、残念ながら料理の味は僕の口には合わなかったようです……。2日目は楽しみにしていた海。ビーチで遊んだり島観光やイルカクルーズ、潜水艦にOJCなど、各々楽しんでいました。僕が選んだのはOJCで、パラセーリングが特に楽しかったです。前半組と合流し、みんなと楽しめました。その晩、ディナーショー&全体レク、グアム伝統の踊りを楽しんだ後、各クラブの出し物。どの出し物もすばらしくて、よく練習したんだろうと思いました。実行委員の進行も上手でした。

B3日目はウォーター五輪。台風直撃で一時は中止となりかけましたが、なんとか開催。活動は短縮されたようですが、なかなか楽しめました! 僕らは見事に1位! その後、自由時間。僕はプールでenjoy! 最終日はグアム大学にて見学、体験をした後、マイクロネシアモールにてお土産を購入。お店が多く選ぶのがたいへんでした。なかにはお土産だけでお金を使い切る人も……。僕もその一人です。その後はグアム空港へ、そして飛行機に。B団後半組では、飛行機が遅れるというアクシデント。

初日からラストまで大変でした。それでも無事に帰ってくることができ、AB団ともに全員無事でした。34日、いろいろあり、長かったようで、一瞬で過ぎ去ってしまう、それほど充実したものとなりました。この先二度とはこれほど楽しいことはないだろうと思うほど、思い出に残るものとなりました。

「天駆」  27

 前期中間テスト以降、本当に忙しく、文化祭を終えて期末テスト、その後すぐの修学旅行。気づけばもう、合唱コンクール。あまりの忙しさに、切り替えもままならないまま、始まろうとしている。

 夏休みから自由曲は作詞・作曲者が中心となり、順調に仕上がっていき、準備は完璧!!! ただ、文理学科2年には芸術がなく、音楽履修者がいないため、少し不利なのではないかと不安に思っている。

先週からいよいよ練習が始まりました。みなそれぞれに都合があり、全員が集まるのは厳しいかもしれないけれど、いい歌ができるように、7組の団結した姿を見せられるように、クラス全員で頑張っていきましょう!! 合唱コンが終われば、春からたくさんあった行事も、これが最後になってしまう。クラスみんなが力を合わせて何か大きなことのできるのは、これが最後になるのかもしれない。悔いの残らない、いい合唱コンクールになるように、本気を見せよう!

「最後の!!」  2年 O・H

 今年も合唱コンクールがやってこようとしています! 早いものでこのクラスで取り組む大きな行事もこれが最後となりました。修学旅行から帰ってきてなかなか忙しいスケジュールの中、みんな合間をぬって練習しています。

 昨年の合唱コンと少し違い、2年生ともなると各クラスで自由曲を作詞・作曲します。同じ課題曲でもクラスによって違って聞こえるように、自由曲の歌詞や曲調にクラスの雰囲気が滲み出るのだろうと、とても楽しみです! 中学のときに合唱した曲は、今もまだ歌えるくらいに記憶に残っています。2年生の課題曲「風になりたい」も、完璧にしたい! と意気込んでいます!

 歌の練習が終わると自然とみなが口遊(ずさ)んでいるのがいいなと感じます。11人の声が集まって4つのパートがしっかり1つに聞こえる一体感を、自分たちで創りあげられるところが、合唱の凄いところだと思います。

 まだまだ練習も必要で不安な部分もありますが、伴奏や指揮、作詞・作曲など、色々な役割を引き受けてくれた人に感謝して、本番は最高のハーモニーを響かせたいと思っています! 舞台に立って歌うのはすごく緊張すると思いますが、練習の成果をすべて出し切れるように精一杯がんばります!!


1年生通信

「英検への挑戦」       18組 天才

1年生のみなさん、ようやく英検の1次試験が終わりましたね。みなさんがどうだったかは知り得ませんが、僕はこの試験が本当に嫌で嫌で仕方がなかったです(笑)。正直にいうと、入学直後に全員受験の試みを聞いたときから嫌だったのですが、あっという間に体育祭が終わり、文化祭も終わり、英検がやってきてしまいました。良いことの後には、悪いこともある。まさに「人生楽あれば苦あり」です。僕は「人生楽あれば苦あるが、また楽あり」という超ポジティブシンキングなので、この苦行を超えれば楽しいことが待っていると思ってがんばりました。

今回学んだことは、コツコツ積み重ねれば必ずできるようになるということです。夏休みに英検に関する宿題がでてから、ちょっとずつ勉強をしていったおかげで、直前に配られた過去問でそれなりに得点できるようになりました。やはり「人生楽あれば苦あるが、また楽あり」です(笑)

前置きが長くなりましたが、僕は見事に合格しました! こんな風に記事に書いてよいのか分かりませんが、合格しました! みなさん、褒めてください。ただ、忘れてはならないのは、まだ1次試験である、ということです。そう。2次試験があります。面接です。がんばりましょう!


CLUBNEWS

「茶道部」  24組 B

 こんにちは、茶道部です。茶道部は毎週金曜日に茶道の先生に来ていただいて楽しく活動しています。部員数は2年生7人、1年生13人です。茶道部はお茶を飲んでお菓子を食べているだけのイメージの方もいるかもしれないので、活動の様子を紹介します。

茶道部ではお点前を学ぶだけでなく、文化祭に向けて浴衣の着付けと帯結びを学んだり、合宿もあります。またオーストラリアや台湾からの留学生にお茶会を体験してもらったりしています。お正月には初釜という行事があり、お雑煮を作ります。3月には3年生を送る会という行事があり、毎年2年生が中心となって料理を考え、みんなで料理を作り、3年生をおもてなしします。また、校外ではお茶会に行かせてもらったり、誉田八幡宮の秋祭りで献茶をさせてもらったりと、たくさんの良い経験ができます。そして、茶道部ではお点前などの技術だけでなく、周りへの気配り、心配りも学ぶことができます。

 最後に、茶道に興味のある方やお茶会を体験したいと思っている方、茶道部は文化祭で浴衣を着てお茶会を開いています。是非お越しください。

「女子バレーボール部」  2年 C

 セットポイント――。最後の一点を決めた瞬間、全身が震えるあの快感。振り返ると、喜びの歓声をあげた仲間が笑顔で迎えてくれる。その時、私はいつも、この仲間とコートに立っていることに、本気で感動することができる。

 気づけばいつも、8人でいた。8人とは、2年生部員のことだ。私たちは仲が良いというよりは、お互いを信頼し合っている。そう表現する方がしっくりとくる。普段、どれだけふざけあっても、バレーのこととなるといたって真剣。練習メニューや試合後の反省などは、助言をもらいながらも、自分たちで考える。そのために、8人でミーティングを開き、自分の気持ちや考えを話し、試行錯誤を繰り返している。そうやって作り上げてきたチームだからこそ、信頼は必然的に生じる。

 今年4月には1年生5人が入部してくれた。私たちにはある目標がある。全員が全員の持っている特徴を尊重し、引き出せた時、その目標は達成すると信じて、日々精進している。顧問の先生に支えられながら、「一部昇格」という目標に向かって、私たちは突き進む。