過去が現在に影響を与えるように、


未来も現在に影響を与える。

――フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ


2015年が終わり、2016年が始まります。

どんな道を歩いてきましたか。

どんな道を歩いてゆきますか。



3年生通信

「講座別授業」   37組 A

生野高校生として最後の定期テストが終わり、ついに講座別授業が始まりました。といっても私は文理混合クラスに所属しており、クラス全員が教室で受ける授業は元々一つしかなかったので、そんなに違和感もなく、変わったことといえば、お昼で授業が終わってしまうことくらいでした。

私が選択した授業を振り返ってみると、社会の科目が多かったように思います。理由は私が文系であり、社会を二科目選択していることもあるのですが、やはり自学自習では補いきれないポイントを先生方の解説でもう一度確認できることに魅力を感じたからです。センター試験本番まであと一ヶ月。周りを見れば、社会を完成させている人は少なくありませんが、覚えたものを忘れることはないという人は決していません。繰り返し演習をして自分の穴をみつけて、復習をしっかり行い、二度と同じ問題を間違えないようにすることで効率よく勉強することができるのではないかなと思います。

 午前中の授業が終わった後は、毎日食堂へ行って友だちと楽しく昼食をとっています。午前にとる講座がみんなバラバラなため、午前中に友だちと話すことは減ってしまったのですが、その分、お昼の時間が毎日すごく楽しみで勉強のリフレッシュになります。受験のことが不安で暗い気持ちになりがちなときも、友だちと笑い合って話すことですごく楽になるし、みんなと会えるのもあと少しだと思うとすごくさみしいです。

 生野高校へ入学してもう二年と九か月が経ち、まもなく受験本番を迎えようとしていますが、努力の分だけよい結果が出るように、この講座別授業がみんなにとって有意義なものになればいいなと思います。

※講座別授業は1月末まで続きます! 3年生、ファイト!


2年生通信

2年生、合唱コンクールおつかれさまでした! 1年生は、これからですね 合唱コンを通して学ぶことは、すべてにつながっています。すべてを、力にしてください。


「名もなき歌」    28組 P.N.黒川

僕は、歌いました。――横から聞こえてくるのはほとんど男子の声。そう、僕のクラスは男子が圧倒的に多いのです。でも、低い男子の声にきれいな高い女子の声がマッチしたのでしょうか。歌い終わると、とても大きな拍手が観客席から聞こえました。これまでで一番大きな拍手だったんじゃないかと思いました。結果はなんと、準優勝! 思い込みではありませんでした。

合唱コンクールといえば、2年生最後の大イベントです。本当に良かった――。というのも、その裏には血の滲むような練習がありました。人数の少ない女子が率先して僕たち男子に教えてくれました。男子内でも「お前もっと声出せよ」「お前声響きすぎ」「この辺もっと優しく歌おや」など、指摘し合いました。中学校の頃は合唱コンといえばいいかげんに歌ってクラスのまとまりがありませんでした。高校では本当に頑張って一致団結したからこその結果だったと思います。

 正直なところ、順位は何位であろうとよかったです。いただくに越したことはないけれど。一所懸命歌えばこんなに気持ちがいいんだと思いました。「名もなき歌」は、意味ある歌として心の中に永遠に響き続けるだろう。

「『被告人・桃太』」強盗致傷事件」  27組 麺類な彗星

いきなり訳の分からないタイトルで入ってすみません(笑) 皆さん、こんにちは。麺類な彗星と申します。

私は1121日に大阪大学豊中キャンパスで行われた「阪大ツアー2015」の高等司法研究科で模擬裁判を体験してきました。模擬裁判の題材は、タイトル通り『桃太郎』です。具体的に説明しますと主人公の桃太郎の「鬼が島に鬼退治に出かけ、鬼を懲らしめて米や財宝を持ち帰った。」という行動は、おとぎ話としては桃太郎が悪い鬼を懲らしめるという勧善懲悪ですが、法律的に構成すれば(「鬼」が「人」であれば)住居侵入・強盗致傷事件となり、猿・犬・雉(きじ)は共犯者ということになるそうです。今回は「被害者」である赤鬼の証人尋問をする場面を体験しました。

この模擬裁判は実際に高等司法研究科の方々が使っておられる模擬法廷で行い、参加したGLHS10校の生徒が、法学部の水谷規男教授のご指導のもと、裁判官・検察官・弁護人・証人役を務めました。ちなみに役は立候補で決め、私は証人の赤鬼役をしました。

検察側は誘導尋問を避けながら証人から事件のことを聞きだすこと、弁護側は証人の言っていることが正しいのか真偽を確かめるために誘導尋問を駆使するということ、総じていかにして円滑に本当の話を聞きだすのか、その方法というものを水谷教授から教わりました。

ところが、実際に開廷してみると、弁護側と検察側は緊張してガチガチ、裁判官は必要なところでつっこめない。証人(私)はネタに走って裁判を余計に混乱させるということが起きてしまい、裁判を進めていく大変さを実感しました。

最後に、裁判って聞いてもあまり身近に感じられない人も多いと思います。けれども現在、日本では裁判員制度があり、成人すれば突然、裁判員になるかも知れません。そういった意味では法や裁判は身近にあるのだと、今回の体験を通じて思いました。

「センター試験まであと400日」  21組 T.M

先日、河合塾の方を講師に招いた進路講演会がありました。「センターまであと400日」――。この言葉を聞いて思ったのは、「まだ400日もある。」、「受験勉強なんてまだしなくていい。」でした。しかし、そんな無関心な僕でも、この講演会の終わりには受験の危機感を持ち始めていました。

僕は正直、テスト前にしか勉強しておらず、テスト以外の日はほとんど勉強していませんでした。しかし、受験に成功した人たちは2年生の3月以前から本格的に受験勉強を始めていると聞いて、とても驚きました。センター試験や二次試験といったことを、これまで全然考えていませんでしたが、この日を境に意識するようになりました。

もう受験勉強を始めている人がいる。その人たちとの差は、既にしてかなり大きいのかも知れません。しかし、勝負の時は来年度。焦らず、今やるべきことをして、志望校を絶対に諦めずに勉強していきたいです。みなさんも頑張っていきましょう。

「進路講演会」    21組 寝不足

テスト明けの木曜5限、LHRで進路講演会がありました。この講演会を受けて、2年生の皆さん、受験勉強への意識に変化はありましたか。テスト明けで冬休みまっしぐら! 遊ぶ気満々だった私には、とても心に刺さるお話でした。今心残りないぐらいまで存分に遊んで3年生になったら気持ちを入れ換えようという考えでは甘いようで。3年生になればほとんどの人が勉強するので、差をつけられないし、差をつけられている人には追いつけないそうです。耳をふさぎたくなるような内容でしたが、良いように考えてみると、たった3ヶ月早くはじめるだけで、やっていない人と差をつけられる! ということですよね。ということで、私もそろそろ気持ちを入れ直してがんばってみようかと思います。生野生が皆、今から勉強を始めて底上げされて、他の学校と差をつけることができたらいいなあと思います。


1年生通信

「合唱コンに向けて!!」  15組 がやがや

 先日、体育館で合唱コンの全体練習があり、本格的に練習が始まりました。2年生の先輩方が、一生懸命練習しているのを見て、大変そうだな、と心配になっていたのですが、練習は案外楽しいです。

 私は小さい頃から音楽が大好きで、みんなで合奏や合唱をしてひとつの音楽を創ることが本当に楽しく、この生野高校の合唱コンクールもひそかに楽しみにしていました。しかし、やはり、クラス全員でひとつになって取り組むことは難しく、不安に思うこともあります。歌の練習をしようにも、何から手をつければ良いか分からないし、何よりも、一人一人が本気になって取り組まない限りは、全員がひとつになることは不可能に近い。一人一人の合唱コンに対する姿勢が、何よりも大切なのではないでしょうか。

 朝練、昼練、夕練と、忙しくて大変になっていくでしょうが、少しの時間も無駄にせず、内容の濃い練習、完成度の高い合唱ができるように、一生懸命練習しようと思います!


よいお年を!