「雑音だって、おまえを作ってるんだよ。」

「あたしたちの「人生」はまだ先だ。少なくとも大学に入るまでは、あたしたちの「人生」は始まっていない。暗黙のうちに、そういうことになっている。進学校というレッテルの箱に入っている今は、全ては大学進学の準備が基本にあって、「人生」と呼べるだけのものに専念できる時間はほんの少ししかない。せいぜいその乏しい空き時間をやりくりして、「人生」の一部である「青春」とやらを味わっておこう、と思うのが精一杯である。」

「おまえが早いところ立派な大人になって、一人立ちしたいっていうのはよーく分かるよ。あえて雑音をシャットアウトして、さっさと階段を上りきりたい気持ちは痛いほど分かるけどさ。もちろん、おまえのそういうところ、俺は尊敬してる。だけどさ、雑音だって、おまえを作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。お前にはノイズにしか聞こえないだろうけど、このノイズが聞こえるのって、今だけだから、あとからテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない。おまえ、いつか絶対、あの時聞いておけばよかったって後悔する日が来ると思う。」

―恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)

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CLUB NEWS !(^^)!


「こちら漫研です!」  P.N.下井もえる

こんにちは、漫画アニメ研究部、略して漫研の部長の下井もえるです。初めましての方は初めまして!

まず、漫研ってどんな部活なの? ということについて簡潔に話そうと思います。主な活動は年に三回ほど発行している部誌『NAMAMAN』の作成です。発行された部誌は二階の図書室前に置いてありますので、立ち読みしたり、持って帰って読んでくださると嬉しいです。

特に部誌の締め切りが厳しくなくて暇なときは部員のみんなで雑談をしたり、各々好きなイラストを描いたりしています。部員全員が仲良しなので、誰か一人が話し始めるとなかなか止まりません。

「え? 今の話聞いてるだけじゃ、大したことしてなくないですか?」と思われた方もいるかもしれません。確かに普段は目立った活動はしていません。

しかし、私たちが年に一度、汗水垂らして輝ける行事があります。そう、文化祭です。

文化祭では毎年ラミネートカード(通称ラミカ)の無料配布、文芸部さんとの合同誌の無料配布をしています。今年の文化祭では百種類を超えるラミカを配付しました。種類によっては両日品切れになってしまうものもあったり……。自分の作ったラミカをもらってくれたときはすごく嬉しかったです。

実はこのラミカを制作するのがとても大変で、文化祭前は週三で活動したり(普段は週一で活動しています)、文化祭当日もラミカを作ったりと、本当に汗水垂らして準備しています。その努力もあってか、毎年大好評で嬉しい限りです。

少しは漫研のことを知っていただけたでしょうか? 自分は文を書くのが苦手なので、非常に読みにくい文になってしまったかも知れませんが、少しでも興味を持ってくださると嬉しいです。

以上、下井もえるでした。

Come on !」  P.N. Q

こんにちは、軽音学部です。軽音学部は発表の機会が年に何度かあり、みなさんに活動を直接見てもらえる部活です。でも、生野高校に限らず、“軽音学部”という部活はまだまだ遊び感覚の部活を思われがちなのではないかと思います。もちろん、理解を示し、応援してくださる顧問の先生方をはじめ、校内ライブの度に見に来てくださるたくさんの生徒の皆さんもいます! だからこそ、バンドをやっている高校生たちが、どれだけ真剣に音楽に取り組んでいるかということを、もっとたくさんの人に分かっていただければいいなと思います。

わたしたちはまだまだ未熟で、クラブとしての限られた時間以外にも、たくさんの時間をかけ、ライブをしています。

運動部の方々と同じで、練習が苦になることもあります。でもライブで歓声を浴びること、皆さんから「ライブ見に行くね!」や「かっこよかった!」という言葉をもらうことが、もっと! と思わせてくれます。

わたしたちなりの音楽をたくさんの方に伝えたいです。ぜひ、次のライブ、視聴覚教室まで足をお運びください!

「柔道部です!」  24組 A

僕たち柔道部は、平日は週5回、柔道場で練習しています。放課後、柔道場は柔道部しか使用しないので、平日は毎日練習することができます。部員は少ないですが、日々、仲良く練習に励んでいます。柔道部では技をかける手前までの動きを練習する打ち込みや、試合形式の乱取り、投げ込みだけでなく、筋力トレーニングもとりいれています。

柔道は体格が大きい人ばかりがするイメージがあるかもしれませんが、生野高校柔道部は全員体格が大きいわけでも、特に筋力があるわけでもありません。それに、全員が高校から始めています。柔道は痛かったり、ケガが多いスポーツだと思われているかもしれませんが、受身をしっかりすれば、特に大きい痛みはなく、多少のケガはありますが、他のスポーツと変わらないくらいだと思います。

体力や体重がなくても、誰でも楽しく柔道ができます。放課後、いつでも歓迎しますので、興味があれば是非、柔道場に来てください!

これからも練習がんばりますので、応援よろしくお願いします!