7/24(水)今日はチームを入れ替えて

本日も2チームに分かれて、昨日とは別の活動をします。つまり、昨日ESLに参加したチームは今日は現地授業に参加し、昨日現地授業に参加したチームは今日はESLに参加しています。

私たち日本の教員は、ESLの方には比較的自由に出入りできるのですが、現地授業については、教室の外から少し覗くくらいしかできません。なにぶん、そちらはFCACの「日常の授業」なので...。
昨日はちらっと現地授業の様子を見て、内容的にも使っていると語彙としても、「今までに勉強してきたことを手がかりに授業に参加することができるので、モチベーションもキープしやすいのではないか」と思ったのですが、今日生徒に様子を聞いてみると、「めっちゃ難しかったー!」「算数は数字なのでギリギリわかったけど、社会は全く聞き取れない!!」などと話していて、内心ではなかなか困っていたようです。
とはいえ、それぞれ苦労しながらも、なんとか何かを学び取ったり、コミュニケーションを楽しんだりしたことが、生徒の日記から伺えます。

再度引用。

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7/23(火)

〝I was talked to by children, but I didn't understand. So I said "eh? " "eh?"〟and then they told me more slowly or palaphrased the phrase in easy English... 〟

〝When we went to the library, I couldn't read English a lot , but my buddy showed me picture book and read it for me... 〟

〝At the P.E. class, we played rugby. when I kicked the ball, children said to me "Great job " I was so glad...〟

〝Australian students were free, they went out of the class room during class.I was surprised because it is impossible in JAPAN... 〟

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また、ホームステイでは、それぞれのご家庭が、高校生の好きそうな食事を用意してくださったり、ショッピングに連れ出してくださったりしているらしく、生徒はそれぞれの体験を嬉しそうに話しています。生徒たちも、日本のおみやげをプレゼントしたり、いっしょに折り鶴を折ったりと、ホストファミリーの方に喜んでいただけるよう、いろいろ工夫しているようです。

ところで、どうやら、日本から研修に行く学生に共通する課題として、「相手の話している内容がわかっていないのに、つい頷いてしまうクセ」があるようです(言われてみれば、大人でさえ、相手を尊重するあまり、なんとなく理解したような反応をすることは、ままあるように思います)。
そのことによって、例えば、ベッドの使い方や、洗濯のルールなど、ホストファミリーの方とスムーズにコミュニケーションができていない場面もあるらしい、と、ISAスタッフの方から聞きました。また、同じことを今日の朝、ISAスタッフの方が生徒に注意喚起して下さいました。

はじめから全てがうまく行くわけではありませんが、このようにして、生活のあらゆる場面で、いろいろなことを少しずつ学ぶのだなあと実感した次第です。

明日は、午前中にFCACで研修をして、午後にはホエールウオッチングに行く予定です。クジラは見られるでしょうか。


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