アメリカ遠征 報告

3月22日〜28日にかけて、私たち今宮高校ダンス部はアメリカ ロサンゼルスに遠征しました。

今回私たちはミスダンスドリル世界大会でショードリル部門とヒップホップ男女混成ラージ部門に出場させて頂きました。

出発の日には沢山の方が空港に足を運んで下さり、励ましの言葉と共に見送られて出発しました。

約10時間のフライトを終えてロサンゼルスに到着しました。

天気も良く、日本より少し暖かくて過ごしやすい気候でした。

お昼ごはんはハンバーガーのお店に行って一気にテンションが上がりました。

体育館に到着後はクリニックを受けました。審査をして下さるコーチにヒップホップやジャズ、ポンを教えて頂き貴重な経験をさせて頂きました。

ルーティンで振りを下ろして頂き、最後には見せ合いをしてとても楽しい時間になりました。

汗を流すことで時差ボケも解消することができて良かったです。

2日目は学校訪問でした。ロサンゼルスのセリトススクールを訪れました。

現地校の先生が迎えて下さり、チャイムが鳴ると一斉に生徒の皆さんが出て来ました。

大会の作品を披露する機会も頂き、沢山の生徒の方に声援や拍手を頂きました。

演技の序盤から素晴らしいリアクションを頂き、踊っている私たちも最高の気分でした。

午後からは大会の練習で、短い時間でしたが、ポイントを押さえて道具や振りの確認、気持ちや表情の統一をしました。

帰りにはスーパーに寄り、日本とは全く違う規模の大きな陳列に圧倒されました。

見たことない色のケーキ等もあり、日本との違いを目の当たりにしておもしろかったです。

3日目は朝から大会の練習で、大会前最後の練習となりました。与えられた時間を全力で踊りきり、最後の通しでは注意するところやポイントを仲間同士で声をかけあいました。

思いっきり体を動かすことで、不安や緊張も軽くなり、最後の練習にふさわしい時間となりました。

練習後はショッピングモールに行き、お昼ごはんを食べました。自由行動の時間もあったので、広いフロアをできる限り見て回りました。

日本でお馴染みのものもあれば、初めて見るものもあって見ているだけでワクワクしました。

その後、ニューポートビーチに行き、日本では見られない綺麗な海、砂、町並みを堪能しました。

天気も良く、本当に素晴らしい景色でした。

そしていよいよ大会前夜となりました。今まで辛かったこと、苦しんだこと、作品ができるまでのこと、作品への思い、披露する目的を話し合い、気持ちを一つにしました。

そして本番当日 会場に着いた時から空気感が伝わり、私たち自身も気持ちが引き締まりました。

本番は夕方だったので、最後の最後まで練習することができました。

先にあるショードリル部門では、忍者をテーマに世界の人々へ日本の文化を伝えることが最大の目標でした。

からくりやアメリカと日本の赤銀旗を用いて自信を持って本番に挑みました。

演技中、何度も歓声が上がり、クライマックスに近づくにつれ気分は最高潮になりました。

演技終了後、観客席にはスタンディングオベーションが起こりました。

夢みたいな景色がそこにはあって、大きな舞台で踊ることができる幸せを感じました。

再演技が決まり、ますますテンションは上がり、もっと完璧な演技を再演技で披露したいと全員が感じました。

そして次はヒップホップ男女混成ラージ部門。

私たちはダースベイダーをテーマに夏から取り組んできました。

ヒップホップを全員で踊るという初の試みでしたが、私たちがどこまで体一つで表現できるかが大きな目標でもあり、一つの壁でもありました。

ぶつかることも多く、思うように体が動かなくて素直になれないことも多々ありました。

それでも仲間を信じ、沢山のことをこの作品があったからこそ乗り越えられました。

演技終了後、私たちの心は達成感で満ちていました。

2分20秒一瞬も気が緩むことなく、本気で挑むことができました。パワーだけではなく、体のラインを意識した柔らかさや、ターンやジャンプではいかに軽々見せるかが目標でしたが、それらを全て出し切り、伝えることができました。

ラストはショードリル部門、今宮忍者屋敷の再演技のみ。

「悔いのない演技をする」全員が同じ気持ちで本番に挑みました。 緊張やプレッシャーもありましたが、何よりも夢にまで見たアメリカの舞台で踊っていることが本当に幸せでした。

何度もこの作品は披露してきましたが、初めての感覚でした。観客全員が私たちを見る顔、演技終了後のやりきった仲間の顔、自然と溢れる涙、二度と忘れません。

悔いのないノーミスの演技ができました。 ずっと目標だった完璧な演技を披露することができました。

結果はショードリル部門1位、ヒップホップ男女混成ラージ部門1位、大会総合優勝を頂きました。

大切な仲間とここまで来れたのは決して一人の力ではありません。

春名先生、大機先生、先輩方、保護者さん、学校の先生方、地域の皆さん、沢山の人の支えがあったからこその結果です。本当にありがとうございました。

この賞に恥じることのないよう、感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張ります。

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