朝からあいにくの雨。
本日はPTA進路委員会の企画
による保護者の進路見学会が
あり、関西大学と関西学院大学
を訪問しました。毎年２０数名程
度方が参加される催しで、今年
は１７名の保護者の方が参加し
てくださいました。
午前中関西大学を訪問しましたが、バスに乗り込む頃から雨足がだんだん強くなり、関西大学
に到着した時は土砂降りの豪雨。傘を差してもとても外を歩ける状態ではなく、楽しみにしてい
たキャンパスツアーはやむなくキャンセルとなってしまいました。それでも、入試課の方の大学
の概要説明の後、キャンパスツアーの代わりに行われた関大生による大学や学生生活に関す
る座談会は素晴らしく、非常に有意義でした。
話をしてくれた大学生は、文学部とシステム理工学部の学生さんでしたが、二人ともキャンパス
ツアーガイドのボランティア登録生だけあって、明確な目的意識と向上心をしっかりと持った実に
素晴らしい学生さんで、終始彼らの漲るエネルギーに圧倒されました。
いかに関大で有意義な大学生活を送れているか、関大の教育環境がどれほど素晴らしいかを
豊富なエピソードや具体例をもとに時間一杯熱く語ってくれました。また、これからの進路や生
き方についてもしっかりとしたそれぞれの考えも披露してくれました。高校時代の入試に向けて
の体験談、受験準備の心構えなど、保護者のみなさんの参考になることが多かったのではない
かと思います。どんな説明よりもそこで学ぶ学生さんの生き生きとした姿やことばに触れることが、
その大学の魅力の力強いアピールになりますが、今日はそのいい例でした。キャンパスツアー
の中止は残念でしたが、この座談会は大きな収穫でした。
広々とした関西大学の学生食堂で昼食を取った後、西宮市の関西学院大学に向かいました。
入試課の方のパワーポイントによる大学説明の間に雨が大分小ぶりになったので、雨バージョン
でしたキャンパスツアーが可能になり、緑豊かな美しい構内を散策しました。案内は商学部の男
子学生さんがしてくれました。彼もまた、しっかりした学生さんで、自分のことばで、関学での学生
生活や勉強のこと、進路への考えなど丁寧に話してくれました。大学のスクールモットーや教育
理念について、彼が自分なりのことばで丁寧に語ってくれたのが特に素晴らしかったです。
関大でも、関学でも、そこで学ぶ学生さんの躍動するような生き生きとした話が聴けたのが一番
の収穫でした。
関西難関私大の雄、関関同立と一まとめにして呼ばれることの多い両校ですが、実際行ってみ
るとその校風や教育理念、教育環境にはそれぞれ特色があって非常に違うこと、また実際に行っ
てみて初めてその大学ならではの魅力を感じ取ることができることを保護者のみなさんに実感し
てもらえたのではないかと思います。早い時期に行ってみたい大学、関心のある大学に一度行っ
てみることは、勉強へのモティベーションアップや進路を考える環境作りとして効果があることを
この進路見学会を通じて保護者のみなさんが感じ取って下されば幸いです。進路を考えるには、
焦らず弛まず何度も何度も考え、話し合うプロセスこそが重要なんだと思います。
本日参加いただいた保護者のみなさん、ご苦労様でした。
また、ご協力いただいた関西大学、関西学院大学の入試広報関係者のみなさん、大学生のみな
さん、お世話になりました。ありがとうございました。
心残りが一つ。
関西学院大学ではシンボルの時計大前で記念写真が撮れましたが、関西大学では豪雨の予定
変更等で気持ちに余裕がなく、うっかり集合写真を撮り忘れてしまいました。すみません。
返す返すも残念です。